作って終わりじゃもったいない!作品を飾ることの意味について

私は、もともと作品を作って満足するタイプでしたが、あることがきっかけで「作ったものを飾る」ということに作ること以上の意味があることに気付きましたので、今回はその「飾ることの意味」について話していこうと思います。私のように作品を作って、そのまま保管している方は是非参考にしてみてくださいね。

目次

作品は何の為に作るのか

私が作品を作る最大の理由は、誰かの為ではなく自分のため。作品を作ることで気分転換だったり、頭の中が整理され、作品を作っている時が最も幸せな時間であり、出来上がる過程に楽しさを見出していました。なので、端的に言ってしまえば出来上がってしまったものには興味がなくなってしまっているのです。

そんな、出来上がった作品には興味のなかった私ですが美大の時に行った展示をきっかけに考え方が変わることに。

ここからは少し美大の時のお話になります。

なぜ作品を展示するのか

美大生の時、私の周りの友人たちはグループ展(複数が集まってギャラリーを借りて作品を展示すること)やデザインフェスタで出展したりと、自分たちの作品を誰かに見てもらおうとみんな意欲的に活動をしていました。

「なぜそんなにも展示をしたがるのか?」

展示をしていた友人たちに、聞いてみると返ってくる答えはみな「自分の作品を見てもらいたい」「自分の作品をもっと知ってもらいたい」から。

ここでいう「作品を見てもらいたい、もっと知ってもらいたい」は、作品をただ単に見てもらいたい、知ってもらいたい。というよりは、その作品を通しての言わば承認欲求が強かったのだと思います。

作品を誰かに理解してもらう、受け入れてもらうことで自分の表現は正しい。自分の作品のいわば指針にしたいのです。このような絵や音楽という芸術の世界に関しては正解はなく、自分の作品を通して自分と永遠に向き合い続けなければいけない訳なのでモチベーションを上げるには「あなたの作品は良いね!」と褒めてもらことが、作り続ける上でとても重要なのです。

ですが、私に関しては例外で私は人の目がほとんど気にならないので、別に私の作品を受け入れてもらおうと、もらわないと全く関係なく、自分が気に入ればそれこそが私の中で作品を作り続けられる最大の理由になるのです。
そんな彼らとは裏腹に、私は別に誰に作品を見せるでもなく、ただ黙々と作品を作っていました。

そんなある日、私も友人に誘われ展示をすることに。
展示に興味のない私は言うまでもなく、乗り気ではなかったのですが「展示したことないし、人生経験として一度くらいやっておこうかな。。」ぐらいの気持ちで参加をすることにしました。

しかし、この経験が後の私の作品への考え方を変えることになるとは当時は思ってもいなかったのです。

作品を飾ることで喜びが生まれる

展示が始り、いよいよお客さんも少数ですが見にきてくれて、自分の作品を誰かに見られるのは授業のプレゼンや卒制以外では初めての経験で、嬉しいやらなんだか恥ずかしいやらで、私はただただ作品の横に突っ立っていました。

その時に、一人のお客さんが私に「普段はこの作品はどうしているの?」と聞いてきたので、「特に何も、しまってありますよ。」と答えると、「こんなに素敵な作品なんだから、飾らないともったいないよ!」と、何んと驚いたことに作品を購入したいと言っていただいたのです。私は、あまりのことに驚き「作品を売るなんて、譲りますよ」と言ったのですが、その方は「気持ちだから」と私の作品を購入してくれました。

この時に私は、作品をただ作って終わってしまうのではなく、その作品を飾ることで誰かが喜んでくれるのか。と、なんだか不思議な気持ちになりました。誰かが喜ぶということは自分も同じように作品を飾ったら喜ぶのだろうか。

今まで一度もそんなことは考えたことはなかったのですが、試しに一つ飾ってみようかなと思うようになったのです。

そしてこの作品を飾ることで得られるメリットがあまりにも多かったので紹介していきます!

作品を飾ると良いこと

ほっこりする

一番はこれです。部屋でふとした時に自分の作品が目に入ってくると、顔がほころびます。チラッと見るだけで、何だか嬉しくなり、嫌なことがあっても癒されたりします。なぜだか分かりませんが、これが作品に込められた力なのでしょうか。。嘘だと思う方は、騙されたと思って一度、自分の作品を飾ってみてください。もれなく顔がほころびます。

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ワンランクいい部屋になる

絵があるだけでなぜかオシャレでワンランクいい部屋になります。と言いますか、もっと言ってしまえば、どんな作品でも額に入れると五割増しで素敵な作品になります。額に入れて飾るだけで部屋がオシャレになります。

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褒めてもらえる

そんなワンランク良い部屋に遊びにきた友人に「絵があるなんてオシャレ!これどこで買ったのと?」と必ず聞かれます。そして、「あーそれ?私が描いたんだよ。」としれっと答えるだけでみんな驚きます。ちなみに、この時にみんな、めちゃめちゃ褒めてくれます。

褒めてもらえると人間誰しも嬉しいものです。

作品を替えるだけで部屋の印象が変わる

部屋の印象を変えたい時どうしていますか?例えば、カーテンの色や柄、家具の色を変えたりと、容易に買い替えが出来ない場合が多く部屋の雰囲気は初めの段階で決まってしまうことが多いのではないのでしょうか。そんな時に、飾っている作品を入れ替えるだけで部屋の印象は大きく変わります。

私の場合、明るめの作品を作ることもあれば暗い印象の作品も作るので、気分ごとあるいは季節の変わり目などに、飾っている作品を差し替えたりします。明るめの作品を飾れば、部屋も何だか賑やかな感じになり、反対に少し暗めの作品を飾れば大人な落ち着いた雰囲気の部屋になります。飾っている作品を替えるだけで簡単に部屋の印象を変えることが出来るので、家具を買い換えるよりも断然オススメです!

新たな作品を作るモチベーションになる

部屋に飾ることで、他にも違う感じの作品を作りたいなとイメージが湧いてきます。これにより作品作りのモチベーションも上がり更なる創作意欲が湧いてきます。

飾ることで新たな発見がある

作った時はいい感じだなと思っていても飾ってみると、「あれ?」と思うこともあります。飾ることで客観的に見ることができ、制作時とは別の発見ができます。逆も然りで、飾ってみると「意外に良い出来栄えだな。。」と思うこともあります。このように新たな発見ができるので作品のクオリティーも自ずと上がります。

まとめ

誰かが喜んでくれるということは私自身もそれ以上に喜ぶことが、実際に作品を飾ってみて証明されました。
今では、作るのも飾るのもどちらも好きになりました。
もし飾らないでそのまま保管している作品があったら一つで良いので騙されたと思って飾ってみてください。きっと今の生活がより良いものになり、心も幸せな気持ちになると思います。

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