違いが分かるとさらに楽しめる!美術館とギャラリー(画廊)の違いについて

おまつ

この前、展示やったでしょ。あれはギャラリーって言うところだったけど、いつも行く美術館とギャラリーの違いって何かなって、、

ワンコ先生

簡単に言うと、作品を買うことができるのか、出来ないのかなんだけどギャラリーにも色々な種類があるから詳しくみていこうか。

おまつ

イェイ!

目次

ギャラリーとは何か

ギャラリーまたは画廊(がろう)と呼ばれているところは、作品を鑑賞できるのと同時に展示してある作品を購入することができます。また美術館とは違いほとんどの場合、入場料がないので誰でも気軽にふらっと作品を鑑賞することができます。

おまつ

ギャラリーって美術館と違って大人な印象で少し入りにくい感じがするんだけど。。

ギャラリーは誰でも入れるの?

ギャラリーというと、なんだか大人な印象で入ったら作品を購入しないといけないのではないのか?そんな印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

以前は、ギャラリーは銀座に多くあったので敷居の高い印象があるのかもしれません。また古い体質の画廊などはお客さんを値踏みし、買う気がない人にはそっけない態度を取るところもありました。

ですが、最近は銀座以外にも色々な場所にギャラリーが増えてきており、作品を全く買う気がなくてもウィンドウショッピング感覚でふらっと入れるところが増えてきていますので以前よりも気軽に作品を身近に鑑賞できるようになりました。

また、Googleのレビューなどでギャラリのー口コミなども見ることができるので初めてギャラリーに行くのはやっぱり緊張するなぁ。。と思う人は事前にレビューなどをチェックしてから行ったら安心だと思います。

ワンコ先生

最近だとスマホで無料で見れるオンラインギャラリーとかも増えてきてるから時代と共にギャラリーも身近になってきたよね。

ギャラリー(画廊)は大きく分けて2種類

企画画廊

企画画廊とはそこの画廊でどのような作品を展示するのかを決めています。なので、どういった作品が展示されるのかは画廊主の好みに大きく左右されます。また作品の売り込みなども、そこの画廊が全て行ってくれるところがほとんどなので、作家自身が作品を売り込まなくてもよいのです。

おまつ

作品を作るのは得意だけど、売り込みが苦手な人には嬉しいね!

ワンコ先生

その代わりに作品が売れた時には、マージンとして売上から何%かは画廊にお金を払う必要があるんだよ。

貸画廊・貸しギャラリー

貸画廊とは作品を展示するスペースを借しているギャラリーのことです。
先程の企画画廊とは異なりほとんどの場合、お金を払えば誰でも作品を展示することができます(画廊によっては作品審査あり)。なので、初めてギャラリーで作品を展示してみたいという人にはオススメです。

ワンコ先生

作家さんによっては、自分の好きなように作品を展示したいから企画画廊ではなく、あえて貸画廊で展示をするっていう人も多いんだよ。

おまつ

この前の工房展もこの貸画廊の方だよね。

ギャラリーと美術館の違いについて

ギャラリーのことがなんとなく分かってきたら次は美術館とギャラリーの違いについて。
先述した通り大きな違いは、
美術品を収集・保存・展示する施設が美術館。
アーティストの作品を展示・販売する施設がギャラリーです。

さらにギャラリーには美術館にはない、こんな魅力があるんです!

新人作家に出会える

まだ売れていない新しい作家に出会える機会でもあります。私が美大生の時も卒業制作展などにはアート関係の方が見にきて、「ウチで作家としてデビューしませんか?」といった営業の人が来ていることがありました。それと一緒でギャラリーもアート関連のスカウトマンが来ていることも多く、期待の新人に出会える絶好のチャンスなのです。

作家との距離が近い

ギャラリーの醍醐味はなんといっても作家との距離が近いこと。美術館に展示している作家さんに会おうと思ったら会期中に行われているトークショーなどに足を運ばないとなかなか会うことは難しいのがほとんどです。

ですが、ギャラリーだと作家自らが会期中は在廊していることも多く、会って直接話したりすることができます。「この作品はどうやって作っているのです?」と言った普段は聞くことができないような制作秘話などがもしかしたら聞けるかもしれません。

作家本人から直接作品を購入することができる

そんな制作秘話を聞いてしまったら、なんだか応援したくなって作品を購入したくなってしまいますよね。
ギャラリーなら、その場で作家本にから直接作品を購入することもできます。

美術館に飾ってある作品を購入しようと思ったら作品自体が美術館の所蔵や他のコレクターや作家本人の所蔵の作品がほとんどなので購入することは難しいことがほとんどなのです。

おまつ

作っている人から直接買えるのは親近感が湧いて良いね!

初めて鑑賞する人にオススメのギャラリーは?

興味のある作品で選ぶ

「ここのギャラリーがオススメ!」というのはあまりなく、個々のギャラリーで魅力が違います。
なので自分の興味のある作品を展示しているギャラリーに足を運んでみるのがオススメです。
いくら有名だったり人気の作家であっても自分があまり興味がない作品だと見ていても全然楽しくないと思いますので自分の心が動く作品を見に行くようにしましょう。

ギャラリーは比較的こじんまりとしていてそこまで広くないところが多いので買い物の帰りに、たまたま通りかかったっギャラリーにふらっと入ってウィンドウショッピング感覚で入ってみるのも良いと思います。

まとめ

今回はギャラリーの種類や美術館の違いについて紹介しました。

美術館は何回も行ったことがあるけどギャラリーはなんとなくハードルが高そうで行ったことがなかったな。という人はこれを機にギャラリーにも是非、足を運んでみてください。きっと、美術館とはまた違った素敵な作品に出会えると思います。

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