夢と想像の世界へ!こどもから大人まで楽しめる こどもの森 中之島

こちらの図書館は私が安藤忠雄好きということもあり開館当時から気になっていて今回やっと予約が出来たので紹介したいと思います。

目次

こどもの森 中之島

こどもの森 中之島は未来の子供達のために「文学を中心とした良質で多様な芸術文化等に触れる機会を提供する施設を提供したい」と安藤忠雄氏が設計し大阪府に寄贈をし、それに賛同した数多くの人の寄附から建てられた図書館になっています。なので入場料、利用料は無料となっています。

本当に安藤忠雄さんは素敵な方ですね。。

サミュエル・ウルマンの青いりんご

入り口にはこちらの大きな青いりんごがお出迎え。

なぜ、青いリンゴがあるのか?

実はこちらの青いリンゴは、サミュエル・ウルマンの「青春」という詩に出てくる青いりんごがモチーフになっています。

詩を要約すると、「人生における青春とはある期間のことを指すのではなく、心のありようである。甘く実った赤いりんごではなく、未熟で酸っぱくとも失敗を恐れない挑戦心に溢れた青いりんごの精神でいて欲しいという」思いを現しています。きっと、生涯現役の安藤忠雄氏の仕事への情熱はここから来ていて、それが人生において、とても大切なことなのだと未来の子供達に伝えたかったのかなと思いました。

行く前に知っておきたい注意事項

チケットはオンラインでの事前予約

チケットはオンラインでの事前予約となっています。四つの時間帯に分かれていて完全入れ替え制となっています。
最近はだいぶ落ち着いたのですが、開館当初はチケットがなかなか取れず、本当に大変でした。。
ちなみに水曜日の15:30~17:00の回のみ、予約なしで整理券配布で当日入館することができます。

購入後はメールアドレスに予約番号記載のメールが届きますので、入館時にそちらの予約番号を伝えて入館となります。

図書館の特徴は?

本に囲まれる夢のような空間

私がこちらの図書館に行きたいと思っていたのが、まさにこの図書館内部に惹かれたからです。こんなにも天井まで埋め尽くされた多種多様な本を見たことがあったでしょうか。子供向けの図書館ということもあり、絵本が多めですが、その他にも図鑑や小説や漫画など数多くのジャンルの本が所蔵されていますので、子供から大人まで楽しめます。

ジャンルごとに選書してある

一見、ただ本が並んでいるように見えますが、実は置いてある本棚にはコンセプトがあり、ジャンル分けがされています。例えば、「動物が好きな人へ」や「きれいなもの」「ものがたりと言葉」などのジャンルに分類分けされており、そのジャンルにあった絵本や小説、漫画など様々な種類の本が集まっています。なので自分の気になる、興味のあるジャンルの本棚に行けばお気に入りの一冊が見つかること間違いなしです。

表紙が並んでいるから手に取りたくなる

こうやって見ると、特に絵本などは様々な表紙が並んでいて、まるでアートが並んでいるギャラリーのような一体感がありました。その魅力のせいか、ついつい手に取って「この本はどんな本なのかな、あれもなんだか面白そうだぞ。」とあれもこれもと読んでみたくなりました。

通常の図書館ですと、収納のスペースに限りがあるので仕方がないのですが、本棚にしまってある状態なので、本を選ぶ時は背表紙のタイトルで面白そうかどうかを判断しないといけないので、なかなか自分の興味のある本かどうかの判別が難しいですよね。

ですが、少し並べ方を変えるだけで、こんなにも本の魅力が増すのかと、驚くばかりでした。

子供が主役の図書館

私がこの図書館で、一番に感じたのは

子供が主役であること。

例えば、、

場所を選ばずどこでも読める

こちらはただの階段の写真なのですが、わかりますかね。。実は階段に座って本を読んでも誰にも何も言われないのです。「本を読む時は行儀が悪いから椅子に座って読みなさい。」と、親や学校の先生に言われて育った私にとって、自分の好きな場所で好きなように本を読めるのは最高だなと思いました。

子供の時には何かに熱中すると他のことまで注意がいかないので、面白そうな本があったらその場で座って読むことは自然のことですよね。

こちらの図書館では階段以外にも、床に座って読んだり、外の中庭の芝生で読んだりと、自分の好きな場所で本に没頭できる空間づくりが第一に考えらえていて、誰にも邪魔されず心ゆくまで本の世界に入り込むことができるのです。

本棚の中も座れる

子供の時はこういう隙間に入ると落ち着くんですよね。一見、こんなところに椅子があったら驚きますが、子供にとってはこういう場所で読書をするのはとても自然なことなのかなと、ふと思いました。私も童心に帰りこの中で読んでみることに。いくつになっても隙間が落ち着く笑。

好きな本を自分で探して手にとれる

こんな感じで天井まで高く陳列されている本ですが、例えば、「あっ、一番上のあの本読みたいな!」と思ってもこんなに高いと本を取ることができません。
そんな時でも、ご安心ください。

実は、高い位置に設置してある本は落下防止も兼ねて固定してあり、元々手にとって読む用の本ではありません。そのため下段に同じ本が置いてあり、そちらから気になった本は手に取って読めるようになっています。これなら小さいお子さんでも自分で選んで読むことができますね。

声に出して読んでも大丈夫

図書館といえば、「周りの人に迷惑になるから静かに本を読むところ。」この常識は大人の都合であり、子供にとったら声に出して本を読むことは当たり前のことです。そんな子供主役の図書館だからこそできる音読。もちろんあまりに大きな声だと他の人の迷惑になるので、普通に喋るぐらいの音量で音読できます。日によっては、読み聞かせのイベントも行っているのですが、コロナ禍で現在はこちらは中止になっています。こういった光景を見ていると、もっと子供に寛容な図書館を全国に作ってあげてほしいと改めて思いました。そうすればたくさんの本好きの子達が増えるのに。。

読書室「生きること・死ぬこと」



こちらの読書室は「生きること・死ぬこと」をテーマにした本が並んでいます。私も読むと必ず泣いてしまう「100万回生きたねこ」をはじめ、様々な生や死についての本が並んでいて、一つのテーマでこんなにも違った表現の仕方があるのかと、文章の表現の多様さに驚くばかりでした。

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休憩室に投影される「本のかけら」

先程の「生きること・死ぬこと」の読書室のすぐ横にある休憩室「本のかけら」。その名の通り、こちらの図書館に置いてある数々の本や、絵本から抜粋された言葉がプロジェクターで壁に映し出されます。音が反響する空間になっていて、壁に映し出される言葉と共に音が反響したりと、子供の五感を刺激する工夫がされていました。

見上げると天窓から降り注ぐ光がなんとも心地よく、まるで小さい頃に友達と作った秘密基地を思い出す、不思議な空間でした。

まとめ

念願だった図書館だったということもあり、時間があっという間に過ぎてしまいました。最近では、本よりもネットやYouTubeを見る子供たちが増えてきているなんていうのを聞いたことがあるので、こういった自由に遊びながら本を読める空間が全国各地に増えていくと良いなと思いました。大人の私ですら、終始楽しめたので小さいお子さんはさらに楽しめると思います!

こどもの森 中之島
住所 大阪市北区中之島1-1-28
開館時間 9:30〜11:00 /11:30〜13:00 /13:30〜15:00 /15:30〜17:00
(完全予約・時間入れ替え制)
休館日 月曜日
料金 無料
図書館詳細はコチラ

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