小さな世界が可愛い!センスオブスケール展 横須賀美術館

センスオブスケール展を見に横須賀美術館にやってきました。
この展示のポスターを見た時に、

あっ、ひよっこだ!

ってなり、見た瞬間にあのサザンの曲が流れてきました。(ひよっこは朝の連続テレビ小説です。確か有村架純ちゃん主演だったのですが内容は全然覚えてない・・・)
実家で母が毎日観ていたからか、そのオープニングでこの模型を使っていたのをすごい覚えていて、それが実際に見れる機会ってそうそうないよね、てかみたい!となり、見にくことに。

そしてお天気が最高!

私は横須賀出身なので久しぶりの故郷に帰ってきて懐かしい感じがしました。

目次

横須賀美術館とは

横須賀美術館は横須賀市の観音崎(かんのんざき)という海の目の前にある見晴らしが最高な美術館です。
美術館へのアクセスは京浜急行の馬堀海岸(まぼりかいがん)駅1番乗り場から京急バス「観音崎」行「観音崎京急ホテル」(約15分)下車、そこから歩いて数分のところにあります。

横須賀美術館は、市制100周年を記念し2007年に開館。建物は、県立観音崎公園の豊かな緑が三方を囲み、目の前には東京湾が広がる恵まれた環境の中にあります。

▲目の前の県立観音崎公園はこんな感じの海です。帰りはここで散歩をすると最高に気持ちがいいのでオススメです!なんなら泳いじゃってもOKです。

どんな展示なの?

この展示では現代美術を中心に、精密な縮小模型から、視点を対象から離すことで広範囲の世界をとらえた写真や絵画、異なる縮尺が存在するインスタレーションなどを紹介しています。スケールが変われば、なじみの風景や事物も大きく印象を変えるので様々な見え方ができて新しい発見があるよね!という感じの展示内容です。
作家は一人ではなくこの展示のコンセプトに合わせて11人が参加しています。今回はその中の何人かをご紹介します。

現代美術・・・現代の美術のことだよ。最近の美術。

インスタレーション・・・空間全体を使って表現した美術作品のことだよ。

では早速中に入ってみましょう!

▲エントランスです。こちらでチケットを購入します。特に事前購入は必要ないので当日その場で購入で大丈夫です。
常設展は一般310円。企画展はその時の展示によって金額が変わってきますが、大体1,000円前後です。今回の企画展は一般900円でした。

そして何か白いものが・・・

▲これは日本列島ですね。まさかもう展示が始まっているとは・・
しかもこの日本列島ベンチになっており座れるんです!

ちなみに鈴木康広という方の作品で(日本列島のベンチ)というまさにそのままの作品ですね。

ということで、

北海道に座ってしまいました。なんかすごい罪悪感です笑
形がいびつですが、ベンチ自体が床に固定してあるので思っている以上にしっかりと座れます。

▲上から見るとこんな感じです。
なんかサイズが違うだけでこんなにも見え方が変わってくるなんて不思議です。

もし自分が小さくなったら

スケールが変わることによって、モチーフを見る視点が変わる。そうすると、モチーフは違うものに見えてくる。
「もし自分が小さくなったら」ということをミニチュアを通して見せることで、わかりやすく表現している。

スケールが変わることによって、モチーフを見る視点が変わる。そうすると、モチーフは違うものに見えてくる。

「もし自分が小さくなったら」ということをミニチュアを通して見せることで、わかりやすく表現している。

田中達也

今回私が一番みたかったあのひよっこの、田中達也という方の作品が早速登場。
キャプションには「もし自分が小さくなったら」という視点をミニチュアを通して表現しているとのこと。

それを踏まえて早速みてみましょう!

やばいー!可愛すぎる!!

展示室に入るとそこには小さな世界が広がっていました。


▲こちらの作品は水泳選は目も超いいというタイトルの作品。
最初、うん?どういうことよ?と考えること3分・・・

あっ、これダジャレか。
メモ帳とかけてるのか・・
ゆとり世代の私にはダジャレの面白さが未だに分からないので気付くのに時間がかかってしまった。

他の作品もダジャレみたいなタイトルが多く、作者のスタイルなのかな。これ。

▲穴あけパンチと付箋なのにお花見になってるのがすごいです。

▲パンの上でキャンプて可愛すぎ。

▲この登っている感じもリアルですね。

▲トーマス思い出すなぁー

▲私はこの作品が一番お気に入りです!

▲こういう人いるいる!とすごい共感。笑

一つ一つの作品の人物の動きや仕草が妙にリアルで、本当に目の前に小さな世界があるんじゃないのかと思うほどでした。トイ・ストーリーの世界観ってこんな感じなんだろうなぁー

「ミニチュアカレンダー」という毎日ミニチュアの作品を挙げているので興味のある方は見てみてください!可愛いです!

水平線の消息ーひも

▲こちらの作品はさっきの日本列島のベンチの作品、鈴木康広さんの
水平線消息ーひもという作品です。
こちらは紐をぐるぐると回し立体に見えるという錯覚をもとに、紐状にスクリーンの映像を投射したもの。
実際に見ると、紐がぐるぐると周り続けて、光が当たっているのでとても幻想的で綺麗でした。

▲こんな感じで中央に向かって伸縮しながら映像を投影していました。

屋上からの見晴らしが最高

展示を一通り見終ったので屋上に行くことに。
横須賀美術館の魅力の一つでもある自然を最大限に堪能することができます。
今日はお天気が特に良かったので絵に描いたような快晴で、海も空も最高に綺麗でした。

▲屋上は実は陸続きになっているのでちょっと休憩がてらに散歩するには最高の美術館です。
都内ではここまでゆったりと自然も満喫できる美術館はまずないと思います。横須賀ならでは。

▲ちょうど紫陽花が満開で見頃でした。綺麗・・・

図書室で読書も楽しめる

屋上で自然を満喫したら図書館に立ち寄りました。

▲こちらの図書室では展示中の図録などや絵画関係の本が多数あるので購入を迷っている方はこちらで読んでから決めることをおすすめします。

まとめ

今回は「小さな世界」を見に行きました。物のスケール感が違うことでこんなにも世界観や見え方が変わってくることに終始、不思議に思いながらも楽しむことができました。
普段の生活で少し見え方を変えるだけでこんなにも可愛らしい世界が広がっていると考えると、なんだかワクワクしますね。
他にも面白い作品が多数ありますので横須賀に来た際には立ち寄ってみてくださいね!あと海もね!

横須賀美術館
住所 神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間 10:00〜18:00(最終入館17:30)
休日 毎月第1月曜日(ただし祝日の場合は開館)
料金 展覧会により異なる
美術館詳細はコチラ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次