ルドンの版画が47年ぶりにお披露目!生誕180年 オディロン・ルドン版画展 神奈川県立近代美術館 葉山館

私の好きな作家の一人でもある、オディロン・ルドン。なんとこのルドンの版画が見れるということで行ってきました。ルドン最高!

目次

神奈川県立近代美術館とは

葉山館

神奈川県立美術は、日本で最初の公立近代美術館として、1951年に開館しました。2016年度からは、葉山館鎌倉別館の二つの美術館でそれぞれ一年に数回の展覧会を開催しています。また、展覧会の他にも様々な教育普及活動のプログラムを組み、美術の楽しさを普及しています。

ちなみに、今回の展示は葉山館で開催されています。

イサム・ノグチ《こけし》1951年

美術館に入ってすぐの、エントランス前の中庭には、かの有名な彫刻家イサム・ノグチの彫刻も展示してあります。他にも屋外にはいくつかの彫刻作品が飾ってあるので、お越しの際には是非チェックしてみてくださいね。

そして、美術館の周りは三ヶ丘海岸という海に囲まれているので美術館からの見晴らしが最高です!さすが、葉山。。
美術館の帰りはのんびりと海岸沿いを散歩するのもオススメです。

行く前に知っておきたい注意事項

チケットは当日窓口で販売

神奈川県立近代美術館では、チケット購入の際の事前のネット予約などはなく、当日のマスク着用、アルコール消毒と検温のみで、窓口での購入となっています。詳しい情報はこちらからどうぞ。

オディロン・ルドンとはどんな人?

黒を描いた画家

黒はもっとも本質的な色彩である。ルドンの画業の前半は「黒の時代」と呼ばれます。1860年代から1890年代にかけて、ルドンはモノクロームの版画や木炭画の制作に注力しました。ルドンを版画へと導いたのは、彼に銅版画を教えたロマン主義の画家ロドルフ・プレダン(1822-188)です。さらに、1878年には画家のアンリ・ファンタン=ラトゥール(1836-1904)から転写紙を用いたリトグラフを学び、この技法によって独自の幻想世界を表すようになります。生涯を通してルドンが手がけたリトグラフの総数は 170 点を超えるとされ、版画集は12冊を数えます。

ワンコ先生

リトグラフは版画の一種で、水と油の反発を用いた技法だよ。

おまつ

この記事で紹介してた平版っていう種類だよね。

オディロン・ルドン版画展の内容は?

オディロン・ルドン 『ゴヤ頌』 《4…胎児のような存在もいた》 1885年 リトグラフ、紙 神奈川県立近代美術館蔵

 5つの版画集を47年ぶりに大公開!

なんと今年、2020年はルドン生誕180年。それを記念して、ルドンの代表的な版画集「ゴヤ頌」(1885年)、聖アントワーヌの誘惑」第1集(1888年)、「悪の華」(1923年、1890年初版)、「聖アントワーヌの誘惑」第3集(1933年、1896年初版)、「幽霊屋敷」(1896年)が47年ぶりに展示されます。

レストラン オランジュ・ブルー

こちらは美術館にあるレストラン「オランジュ・ブルー」1951年に旧鎌倉館が開館した時にあった、平家池を見晴らすテラスのある喫茶室がこちらの海を一望できるレストランとして葉山館に引き継がれました。まるでホテルのレストランのようにオシャレで食事中も優雅な気分になりました。ちなみにこちらのレストランは現金のみの支払いでカードが使えないので、カード派の方は現金を忘れないように注意してくださいね。

私が頂いたのは、本日のケーキセット(コーヒーまたは紅茶付)。鑑賞後は結構体力を使うのでスイーツが食べたくなるんですよね。
私の大好きなアップルパイで、りんごの甘酸っぱさが疲れた体に染みました。。味もとっても美味しかったです!
他にもパスタやカレーなどの料理も種類豊富なので作品を鑑賞後はこちらのレストランで休憩するのもオススメです。

まとめ

とっても、良かったです。今回は銅版画というよりは、リトグラフがメインでしたが、ルドンの作品は黒の表現がとても綺麗なので、今後の銅版画作品制作の参考になりました。ルドンの版画集を見れるのはとても貴重なのでこの機会に足を運んでみてくださいね。

神奈川県立近代美術館 葉山館
住所 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間 9:30〜17:00(最終入館16:30)
休日 月曜(祝休日を除く)と展示替期間は休館
料金 一般250円
美術館詳細はコチラ

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