初めて読んだ漫画はドラえもんでした。
小学生の頃にドラえもんの漫画に夢中になり、アニメも毎週欠かさず観て育った幼少期。
美大に憧れたのもドラえもんを描いている藤子・F・不二雄先生のような漫画家に憧れたのがきっかけ。
高岡市の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーの存在を知ったのは川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムの方に教えてもらったからです。
川崎の方は、家から近いこともあり美術館が出来た当初から頻繁に足を運んでいました。
何回か行くうちに美術館の方に、「ぜひ、高岡にある藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーの方にも行ってみてください!きっと違う発見がありますよ、少し遠いんですけどね・・・」

確かにドラえもん好きなら行かなければ・・・
そんなこんなで行くことにしました。ちょっと遠いんだけどね笑
藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー

高岡駅から歩くこと20分。
藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーは高岡市美術館の二階にあります。
ドラえもんトラムもあるので歩くの苦手な人はこちらもオススメです。▼

早速二階に行ってみると・・・

ドラえもんがお出迎えです!
「おー!!」
早速テンションが上がってきました。笑

入り口はどこでもドアになっています。
ついにどこでもドアをくぐれる日が来るとは、
中は撮影ができなかったので写真はないのですがこんな感じです▼
- 先生の幼少・少年時代の写真と、昭和初期の高岡の風景をスクリーンで上映。
- まだ漫画家になる前の14歳の時の手作り冊子『妖怪島』の本文を全ページ見ることがきる。
- 東京へ向かった先生の決意を、先生の「カバン」や愛用品と共に展示。
- 「ドラえもん」のお話の中から少年時代に先生が体験した高岡の風景が感じられる作品を展示。原画と出版物の比較コーナーも見どころ。

企画展は「Fのロボ友原画展」をやっていました。

高岡の伝統産業である「高岡銅器」により製作したドラえもん像です。
私はこの初期のずんぐりむっくりしたドラえもんが好きです。
可愛い・・
ここでしか買えない3周年ピンバッジをゲットです!
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムとの違い
ドラえもんのミュージアムといったら圧倒的に、川崎の方が有名だと思います。
私も何回か訪れているので、比べて見てもあちらの方が主役な感じがします。
では何が違うのか、
一番の違いは・・・
ドラえもんよりも藤子・F・不二雄先生に焦点を当てている
というところです。
川崎の方はドラえもんや、コロ助などをはじめとしたキャラクターたちがメインとなっており子供も楽しめる美術館となっていますが、こちらは藤子・F・不二雄先生が生まれ漫画家としての人生をどう歩んでいったかという部分がメインとなっています。
各ミュージアムの違いを比較するとこんな感じです▼
藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
- 藤子・F・不二雄先生の生い立ちや漫画家になったきっかけなどがメイン
- 漫画家になる前の漫画賞に投稿した初期の漫画の原稿がみられる
- ドラえもんのもっと深い部分、思想やあり方などを知りたい人向け
- ここでしかゲットできないグッズがある
- チケットは当日購入OKなので、思い立ったらふらっと行ける
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
- キャラクターメインで子供も楽しめるアミューズメント的要素が強い
- カフェや写真スポット、グッズの数が豊富
- オリジナル原画数が多い
- ローソンチケットでのチケット購入が必要。完全予約制
川崎の方では少し物足りないと思っていた私には高岡の美術館の方はとても考え深い部分が多く、感動して少し泣いてしまいました。
藤子・F・不二雄先生のことをより知ることで漫画のキャラクターたち、一つ一つの行動や言葉の意味をより理解することができました。
のび太がよく行く裏山(卯辰山 うたつやま)に行ってきたよ
帰りは高岡古城公園を通り少し寄り道。
この地も藤子・F・不二雄先生ゆかりの地として地元では超有名な場所でもあります。
桜が満開でした。
あまりの美しさに見入ってしまいました。

そしてここで外せないのが、
卯辰山(うたつやま)実はこの山、


のび太が何か考え事をする時にいつも行く裏山のモデルになった場所。
当時、藤子両先生も学生時代にそこで漫画のアイデアを出していたんだそう。
まとめ
小さい頃からドラえもんを見て育てきた私にとっては藤子・F・不二雄先生は神様のような存在でした。
今回はその先生の生い立ちをより深く知ることでさらにドラえもんの魅力に触れることが出来て本当に感動しました。
ドラえもんが好きな人も、そうでない人にもオススメしたい美術館です!