ブリヂストン美術館がついにリニューアルオープン!!オシャレでハイテク過ぎる美術館 ARTIZON MUSEUM(アーティゾン美術館)

こちらの美術館、昨年竣工した高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の1~6階にあります。日本橋高島屋の通りですね。以前はブリヂストン美術館という美術館だったのですが、2015年5月から休館しており、2020年1月18日に、

ARTIZON MUSEUM アーティゾン美術館としてリニューアルオープンをしました。

「うん??ブリヂストン・・あのタイヤの!?」と思われた方、そうなんです。


あのタイヤのブリヂストンの創業者石橋正二郎(ちなみに社名の由来は、ブリッジストーン=石橋から来ているんですよね。分かりやすくていいな。。)がコレクションしていた作品を展示している美術館となっています。

「好きな絵を選んで買うのが何よりも楽しみであるが、もとよりこのような名品は個人で秘蔵すべきでなく、美術館を設け、文化の向上に寄与することがかねての念願であった」

石橋正二郎

めっちゃいい人。。会ったことないけど絶対良い人だよ。。この石橋さんのように美術に理解がある人が増えて、(あと財力があって笑)絵を見れる環境がもっと身近に増えるといいなと切に願います。。

目次

行く前に知っておきたい注意事項

チケットはオンラインでの事前購入

まず、行く前に気をつけたいのがチケットの購入です。チケットの購入はオンラインでの事前購入となります。完全予約制の美術館は日本では比較的珍しいと思います。(ルーブルなどの世界的に人気の美術館は予約制を導入しています。)

当日ふらっと行って作品を鑑賞したいのにと言う方には少し不便かもしれませんが、予約制を導入することで混雑緩和による快適な鑑賞をすることができます。なので土日などの通常の美術館だと混雑するような日でも、定員数が決まっているのでゆっくりと作品と向き合うことが出来るのは良い点だと思います。

一応、当日のチケット購入もできるみたいですが、ウェブ予約チケットが完売していない場合のみとなり400円程高いので予約は必須です。ちなみに大学生までの学生は無料で鑑賞できます。

▼予約時はこのように時間帯があるのでこの中から選択してチケット購入となります。

1回目入場10:00〜11:30
2回目入場12:00〜13:30
3回目入場14:00〜15:30
4回目入場16:00〜17:30
金曜日のみ18:00〜19:30( 但し祝日を除く )

入れ替え制ではないので閉館までゆっくりと鑑賞することが出来ます。

購入後はメールアドレスにQRコードが届くので当日はそのQRコードで中に入ることができます。ちなみに、私がよくやるのがネットが繋がりにくい時用に一応QRコードの画面をスクショしておくと安心ですよ。

アーティゾン美術館公式アプリで作品解説が楽しめる!

こちらのアーティゾン美術館公式アプリをインストールすると作品の音声ガイドを無料で聴くことができます。通常ですと、音声ガイドは美術館の受付で有料で貸し出しをしているところがほとんどなのですが、自分のスマホで聴きながら作品を鑑賞できるのはとても画期的だなと思いました。

音声ガイドを聞く際はイヤホンは必須なので忘れないようにしましょう。私が行った時は、会場内でみんなアプリをインストールしていてインストール方法が分からないと、スタッフの人に聞いている人が結構いたのでスムーズに鑑賞するなら事前にインストールをすることを推奨します。

なんと写真撮影がOKなんです!

何が一番びっくりしたか。それは写真撮影が全面的にOKなところ。海外だと結構撮影できるんですが、日本の美術館で写真撮影が出来る美術館は本当に少ないと思います。最近だとSNSの影響でか会場内にフォトスポットを設けて一部の作品と写真が撮れたり出来る美術館がでてきたりという感じだったのですが、まさか全面的に撮影していいよー!!っていう美術館ができるとは、、ブログ的にも嬉しい限りです!

一部作品によっては撮影できないものもありますが作品のほとんど9割は撮影できます!ただし、動画の撮影は出来ないのでそこだけは注意してくださいね。

開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」

リニューアル開館記念ということでコレクションの中から厳選された200点が展示されています。また休館中に収集した新作30点も今回展示されるとのことで楽しみです。

3階の受付に行きます

入ると、、オシャレ。
ホテルのロビーみたいな高級感が。
受付が3階になるので、エスカレーターで3階まで上がります。

途中、2階に上がるとミュージアムショップやコインロッカーがあるので受付に行く前に荷物だけ先に預けます。荷物がない方がスムーズな鑑賞ができるので美術館ではコインロッカーを是非活用してくださいね。

そして3階の受付です。受付がセキュリティーゲートになっており、QRコードでタッチして入場することができます。美術館とは思えない厳重さでした。そしてゲートをくぐりエレベーターで6階まで上がります。展示室は6、5、4階となっており上から順々に見てエスカレーターで下るスタイルとなっていて、とても回りやすかったです。

第1部 アートをひろげる

マネ、ルノワール、セザンヌをはじめとした、1870年代から2000年代までの約140年間の東西の名品が展示してあります。これらの作品を「ひとつの地平」として並べることで、時間、空間を超えた美術の風景を一望するという試みなのだそうです。

エドゥアール・マネ 《自画像》

入ると早速、マネの自画像がお出迎え。存在感がすごいです!

パブロ・ピカソ<《ブルゴーニュのマール紙、グラス、新聞紙》

こちらはピカソのコラージュ作品です。ピカソは油絵以外にもコラージュ作品も手掛けています。なにを隠そうコラージュという技法はピカソが絵の世界に初めて取り入れ、他のアーティストに影響を与えたと言われています。

近くでみると、絵具や、新聞紙や石なども混ざっていて作品の力強さがよく出ています。色々な要素が一つの作品として完結しているのが本当に面白いなぁと感じました。

草間彌生《無限の網(無題)》

こちらは新収蔵作品の一つ。ドットのカボチャでお馴染みの、草間彌生(くさまやよい)の作品も展示してありました!流石に、草間彌生はとても人気で、ほとんどの人が写真を撮ていました。

近くで見ると絵具の盛り上がり具合だったり筆跡がよく出ていて「おー!!」と感動してしまいました。ちなみにこちらの網目状に見える描き方からネット・ペインティングと呼ばれるようになったそうです。

第2部 アートをさぐる 装飾 古典 原始 異界

第2部では、7つのテーマに分かれ各テーマごとに作品が展示してあります。例えば、「装飾」では人間の根源的な欲求としての装飾を示すため、石橋財団コレクションでももっとも古い年代の作品というイランの《幾何文台付鉢》(紀元前4000)から、エミール・ガレ、藤島武二、アンリ・マティスといった作家たちによる作品を展示しています。

ポール・セザンヌ 《水浴群像》

セザンヌといえば「水浴」と言われる程、セザンヌは生涯に絵画、素描、版画などを含め200点以上もの水浴図を制作しています。

こちらの作品は鉛筆と水彩で描かれており、淡い雰囲気が素敵でした。

クロード・モネ 《睡蓮》

モネの睡蓮。本当に名作揃いでひっくりします。

第2部 アートをさぐる 聖俗 記録 幸福

平面作品以外にもアルベルト・ジャコメッティをはじめとした有名な彫刻作品も多数展示。

レンブラント・ファン・レイン 《帽子と襟巻きを着けた暗い顔のレンブラント》

そして外せない版画作品も展示してありました。その中でもこちらは、レンブラントの銅版画エッチング作品になります。

レンブラントは油絵以外にも銅版画作品を数多く残しており、レンブラントといえばエッチングと言われる程に版画作品も有名なんですよ。
近くでみるとその線の細かさや陰影に圧倒されます!

 図書館の情報を閲覧することができる INFO ROOM

こちらでは図書館の情報を閲覧することができます。

過去の図録など色々な本が置いてあり、鑑賞に疲れたらこちらで休憩してみるのも良いですね。

ミュージアムショップ

ガラス張りのオシャレなショップには可愛いグッズがたくさん置いてありました。

文房具を初め、ブックマークやメモ帳などバラエティー豊かな商品が並んでいました。

ポストカードもたくさんありますね。お土産用によさそう。。

まとめ

アーティゾン美術館の紹介をしました。
作品の写真を撮るのも楽しいのですが、美術館の雰囲気を撮影できるのが新鮮でとても楽しかったです。作品も有名なものばかりで古い作品から現在の新しいものまで色々見ることができるので日本橋にお出かけの際は事前にしっかり予約してから立ち寄ってみてください!かなり楽しいのでオススメです!

所在地・連絡先・ウェブサイト

ARTIZON MUSEUM
住所   〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2

開館時間10:00〜18:00(最終入館17:30)
 休館日月曜日、年末年始(ただし祝日の場合は開館)
 料金展覧会により異なる

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