前回、こどもの森 中之島に行った際
「そうだ!最近開館して話題になっているこっちの美術館にも行っておかなければ。」と思い、大阪中之島美術館にも行ってきたので紹介したいと思います。あまりの広さに「ここ美術館なの!?」と驚くばかりでした。
大阪中之島美術館
こちらの大阪中之島美術館は今月の2月2日に開館したのですが、なんと開館までに40年もかかったのだそうです。。
なぜ開館までここまでの年月がかかったのか。実はこちらの美術館が計画されたのがバブル崩壊前。その後に起こる、バブル崩壊による財政難などで一度白紙になるなどの紆余曲折があり、ここまでの年月がかかったのだそうです。無事に現実になってよかったですね。。
黒を基調としたモダンな雰囲気
以前、訪れたアーティゾン美術館がホテルのようでオシャレだったのですが、その美術館をさらに広くしてモダンにした雰囲気の印象でした。
とりあえず、オシャレで広いです笑
2階の受付でチケットを購入して、4階までの直通エスカレーターで展示会場に行きます。
その為、エスカレーターがこんな感じで長いので、私のように高い所苦手な人は下を見ないようにしてくださいね。。
行く前に知っておきたい注意事項
チケットはオンラインでの事前購入・当日購入
チケットはオンラインでの事前購入または当日券で入館することができます。普段はネット事前予約推奨派の私ですが、今回は当日の時間の都合が分からなかったのでネット予約ではなく、そのまま現地で当日券を購入することに。
オープンしたばかりだったので「空いてるかな。大丈夫かな。」と不安だったのですが、全く問題なくチケットを購入することが出来ました。なので、自分の都合の良い方でチケット購入すれば大丈夫だと思います。
展示の特徴は?
40年もあったからこそ実現できた圧倒的な作品数
今回の「超コレクション展 99のものがたり」は40年かけて集められた、6000点を超えるコレクションから約400点の代表的な作品を展示しています。私が今まで見てきた展示の中では、断トツの作品数だと思います。それだけに、展示室に入った時の作品群には圧倒されます。
全ての作品をじっくり見て回ろうと思うと、1時間半〜2時間はかかると思います。なので、メリハリをつけてパッと見で自分があまり興味がないなと思う作品はサラッと観て、気になるものだけじっくりと観て周るのが良いと思います。
▼美術館鑑賞の仕方はこちらの記事をどうぞ。
展示風景
こちらの展示は一部、写真撮影ができましたのでそれらの作品をご紹介します。
郵便配達夫
こちらは、今回の展示のキービジュアルにもなっている作品。なんと佐伯祐三が亡くなる約4ヵ月前に描いたもので、一気に描き上げたのだそうです。筆の走りから力強さが感じられる作品となっています。
レディ・メイドの花束
こちらはシュルレアリスム(超現実主義)を代表する有名な画家、マグリットの作品。マグリットは人の顔がリンゴだったり、空に人がたくさんいるような一風変わった感じの画風で知られる画家です。
この、なんとも奇妙な雰囲気がいわゆるシュルレアリスム(現実を越えた潜在意識の中にあるものを描いた作品のこと)の特徴でもあります。
この絵の花模様の衣装を着た小さな女性。「レディ・メイド(既製品)」という題名の通り、実はとある名画の人物なのですが。。
こういう遊び心がある作品は好きだな。。
勝利
こちらの作品はご覧の通り、ドリッピング画法(絵の具を飛ばして描く技法)や絵の具を盛ったりして「激しさ、力強さ」を表現した作品です。
私も美大生の時にドリッピング画法やったことがあるのですが楽しいです。壁汚れるけど。
この他にも、椅子や電気スタンドといったプロダクトデザイン、ポスターなどのグラフィックデザインなど、デザイン関連の作品も豊富に展示してあります。
そのため「あまりデザインには触れてこなかったな」という人にもデザインを知ってもらえる機会になっていて、デザインをしていた私にとってはとても嬉しかったです!
ショップでお買い物
展示室を出ると、グッズショップが。
こちらではコレクション展の図録やポストカードなどのグッズが販売されています。
まとめ
今回は大阪中之島美術館を紹介しました。オープンしたばかりで「混雑しているかな、、」と少し不安だったのですが、美術館自体がとても大きいので人混みもあまり気にせずに作品を鑑賞することが出来ました。
普段は「この作品が見たい!」で美術館に行くことが多いので、あまりコレクション展は行かないのですが意図していなかった作品にも出会うことができたので(私の好きな作家のジョゼフ・コーネルなど)楽しかったです。中之島は他にも、国際国立美術館や、中之島香雪美術館など近くにいくつも美術館があるので美術好きにはオススメです!
大阪中之島美術館
住所 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
開館時間 10:00〜17:00 (最終入館16:30)
休館日 月曜日>料金 展覧会により異なる
美術館詳細はコチラ