版画が出来上がるまでがよく分かる!見る、知る、学ぶ、作る 版画ワンダーワールド 横須賀美術館

横須賀美術館へ

今回、版画の展示があるということで横須賀美術館を訪れました。
お天気最高〜!

小さな世界が可愛い!センスオブスケール展 横須賀美術館

2019年6月23日

展示の見どころは

版画の元となる版木や道具を展示

一番の見どころは、版画だけでなく、版画を刷るために必要な版木・版(元となる刷るもの)や彫る時に使う道具を見ることが出来ることです。
版画は出来上がった絵だけではなく刷る元となる版木もその作者が彫ったり腐食したりして制作しているのでそれも一つの作品として私は捉えています。
また、ある作家の方もトークショーで言っていましたが、版画のもととなる版木や版は料理のレシピと一緒で、その作品の全てが詰まっています。なので同業者であればその版木をみると制作技法を真似することもできてしまうのです。(技法を見抜くまでにはそれなりに制作していないと難しいですが。。。)もし技法を真似されたりして似た作品を作られたりしたら、オンリーワンの作品を目指している作家からすると、とても辛い部分になってきます。

と言うこともあり普通は、版木や道具と言った自分の作品のレシピを人に見せる機会自体、なかなかないです。なので、特にこれから版画を初めて見たい人や、版画の仕組みがイマイチ分からないなぁ〜と言う方は是非足を運んで欲しい展示になっています。

ちなみに私も銅版画を初めてまだ日は浅いですが、版木や道具を見ているだけでテンション上がりっぱなしでした笑。

版画の技法を紹介

普段、私は銅版画を制作しているので銅版画の紹介ばかりになっていますが、実は版画には大きく分けて4種類あります。

①凸版画(とつはんが)を使う木版画。
②凹版画(おうはんが)を使う銅版画。
③平版画(へいはんが)を使う石版画、リトグラフ。
④孔版画(こうはんが)を使うシルクスクリーンなど。

ワンコ先生
版画の種類の詳細はまた今度やろかな
おまつ
いっぱいあるんだねー

この展示ではこちらの各技法ごとに作品が展示してあり、版画のことを全く知らない人が見ても、とても分かりやすく鑑賞できるようになっています。

気になる作品

彦坂木版工房 木版画

彦坂木版工房のこちらの作品は木版画で制作されています。モスバーガーのポスターや絵本の「パン ふわふわ」など「あっ、みたことある!」と言う方も多いのではないでしょうか。木版画特有の温かみのある雰囲気が出ていて、見ていてほっこりするような作品が多数展示されていました。
▼こちらの制作工程は見ているだけで楽しくなってきます!

五島三子男 モノタイプ


こちらは、植物を独自のコラグラフを応用した技法によるモノタイプの作品です。(植物を版として使っています。)
植物の葉脈や茎の太さなど、作品の中に植物の生命を閉じ込めたような不思議な作品でした。
細かい植物の表情は直に見ると、とても綺麗です。

磯見輝夫 木版画

《流れる水》
こちらの作品はすごい大きいです!そして迫力がすごい!!展示室でひときわ存在感を放っていました。
こんなに大きな作品を、一体どうやって刷っているんだろうと?と思っていたら縦長の大きな板を何枚も並べて作品を作っているんだそうです。また詳しい制作工程なども写真とともに説明が展示してありとても面白かったです。

藤田修 銅版画


《Rain》
先生の作品も展示してありました。こちらの作品は色々な雨の写真を組み合わせてそれをフォトエッチングやアクアチント、エッチングなど様々な技法で作られた作品になっています。銅版画はこのように技法をいくつも組み合わせて一つの作品を作り、より複雑な表現をすることが出来るところが特徴であり、面白いところかなと思います。

【銅版画教室紹介 ①】FUJITA GRAPHICS IKENOHATA STUDIO

2019年7月28日

ミュージアムショップ

入り口右手にはミュージアムショップがあります。
こちらでは、企画展示の限定グッズや横須賀美術館ならではのグッズが多数おいてありますので帰り際に覗いてみるのも楽しいですね!

レストラン ACQUAMARE (アクアマーレ)

東京 南青山に本店を構える「リストランテ アクアパッツァ」の日高良実シェフが総料理長を務める「横須賀アクアマーレ」は、2007年4月に横須賀美術館の開館と共にオープン。東京湾が一望できるガラス張りの店内はランチは明るく開放的な雰囲気で、海を眺めながら地元食材を使ったランチセットやコース料理、自家製デザートを味わうことができます。なんだかホテルのレストランで食べているようなリゾート感あふれる店内です。ディナーはキャンドルの明かりと共に、ゆったり落ち着いた雰囲気でこちらもオシャレです。

《 お魚と地野菜のグリル 〜モノクロームな版画風〜 》
こちらでは、現在開催中の企画展示に合わせたオリジナルメニューが味わえます。
鮮魚と三浦半島産の地野菜を版画のイメージで焼き目をつけ、こんがりとグリルしたお魚料理。
黒い墨をイメージしたイカ墨ソースがかかっていてオシャレでした。

今回はこちらのランチメニューの自家製ピッツァセット(サラダ・ドリンク付き)をいただきました。
ピザは何種類かあるのでその中から私はマルゲリータを。ピザは焼き立てで、ご察しの通り最高に美味しかったです。何人かでシェアしてもいいですし、女性一人で食べても丁度良い量なのでオススメです!

まとめ

今回は版画が出来上がるまで、また版画の種類や道具などが紹介されているこちらの展示の紹介をしていきました。
普段私も制作風景をブログで紹介していますが、プロの作家になると各々作家ごとのカラーが出ていてとても面白い展示となっていました。版画一つにしても十人十色様々な制作工程が垣間見れるので足を運んでみてくださいね!

横須賀美術館
住所 神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間 10:00〜18:00(最終入館17:30)
休日 毎月第1月曜日(ただし祝日の場合は開館)
料金 展覧会により異なる
公式HP https://www.yokosuka-moa.jp/index.html

 

 

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