オンライン美術館を楽しんでみよう!おすすめYouTubeチャンネル

最近では緊急事態宣言に伴い、美術館も臨時休館を強いられたりと、なかなか美術館に行くことが難しくなっています。そんな中「オンライ美術館」という言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。そこで今回は、私がオススメしたい「オンライン美術館」を紹介します。

目次

オンライン美術館とは

オンライン美術館とはその名の通り、美術館の作品をweb上で鑑賞できるサービスのことを指します。

オンライン美術館での鑑賞と通常の美術館での鑑賞の違いは何かといえば、

  1. 時間、場所を問わずに鑑賞できること
  2. 作品との距離が近く誰にも邪魔されずに鑑賞できること

主にはこの二つだと思います。ではこれらを踏まえた上で、実際にオンライン美術館について紹介していきます。

代表的なオンライン美術館

オンライン美術館の中でも特に有名なのでがこちらの、

Google Arts & Culture

Google Arts & Culture

こちらはGoogleが出しているオンライン美術館。世界2000以上の美術館が参加しており世界最大規模のオンライン美術館となっています。こちらは、作品の画像や解説を見れる他、Googleのストリートビューを使ってルーブル美術館やメトロポリタン美術館など実際の展示会場を見ることが出来ます。

ただ、このサイトの一番の難点が英語であること。日本人には、なかなかハードルが高いかなというのが私の正直な感想でした。最近では、翻訳機能もとても向上していますので英語にあまり苦手意識がない方にはおすすめのオンライン美術館だと思います。

HAZARD(アザー)

HAZARD(アザー)

こちらは日本唯一のオンライン美術館。様々な企画展をweb上で見ることが出来ます。ただ、こちらのサイトの難点として作品が高解像度のためロード時間が少し長いです。「あっ、やっぱり、別の展示見たいなぁ」と思ってもロードに時間がかかるため、気軽に切り替えが出来ないのが結構ストレスに感じてしまいました。

操作性に難あり

この他にもいくつかオンライン美術館を鑑賞しましたが、全般的に言えるのが展示会場をGoogleのストリートビューを使って実際に展示会場にいる雰囲気を味わえるのですが、作品を見に来ているというよりも、そこの会場全体を見渡してる感が強いです。なので作品に寄ろうと思ってもうまく寄れなかったり、逆に作品の解説をみようとするとストリートビューから切り替えて画像を見ないといけなかったりと操作性が気になり、スムーズに作品を鑑賞することが出来ませんでした。

他にオススメできるオンライン美術館はないだろうかと考えていると、ふと「YouTubeにもオンライン美術館ってあるのだうか」と思い、探して見ることに。

YouTubeのオンライン美術館が面白い!

数ある、オンライン美術館の専用のサイトがあるにもかかわらず、今私がオススメしたいのはYouTubeのオンライン美術館。その中でも私の一押しは、美術館の学芸員の解説付きで展示作品を紹介してくれるYouTubetチャンネルがとても面白いんです!

学芸員が作品の解説をしてくれる

通常の美術館鑑賞でも学芸員が会期中の展示を解説してくれるツアーもあります。ですが、このほとんどが有料であることが多く、人数制限や時間帯も限られていてなかなか自分のタイミングと合わなかったり、有料ならちょっとなーと足踏みしてしまうこともあるかと思います。

ですが、YouTubeでは、なんと無料でいつでも自分の好きな時に学芸員の貴重な解説付きで作品を鑑賞することが出来るのです!

今回はその中から、私のおすすめチャンネルをいくつか紹介します。

国立美術館の主任研究員と『あつ森』博物館めぐりしてみた

こちらは「あつ森」でおなじみの任天堂スイッチ「あつまれ どうぶつの森」に出てくる美術館の展示作品を実際の国立西洋美術館、国立近代美術館の学芸員の二人が作品について本気で解説してくれます。

ゲームだからと言って手加減なしで、「本来ならこの作品はこんな風に展示しないんですよ」とか「この年代だったらこの作品もないとおかしいんだよね」と現実の美術館での展示だとこういう風だというのを交えてお話しされていて、とても面白いです。特に「あつもり」をプレイしていた方はさらに楽しめる内容になっています。

こちらのチャンネルでは他にも様々なゲームを題材に、推理ゲームなら心理学者の方だったり、建築系のゲームだったら実際の建築家の方を呼んで解説していてどれも面白いのでオススメです。

展覧会の裏の裏側〜担当学芸員による裏話

こちらは普段は絶対に見ることができない展示の準備の裏側を紹介したものです。こういう中の人しか見ることができない部分を見れるのはとても貴重ですし、こうやって展示会場を作っているのか!と、とても勉強になりました。

【パリ13区、ストリートアートと小さな田舎村「うずらが丘(Butte aux Cailles)」】裏道散歩!パリ在住フランス政府公認ガイド中村じゅんじ

こちらのチャンネルでは、パリ在住のフランス政府公認ガイド中村じゅんじさんが、散歩をしながらフランスのストリートアートの解説をしてくれます。フランスの風景を堪能できる他、裏道やストリートアートは地元の人しか知らないような作品が多いですし、治安的にも少し不安な面もあるのでオンラインで楽しめるのはありがたいですね。解説もとても丁寧で分かりやすいので個人的には美大の授業より分かりやすいと思います。他にもルーブル美術館をはじめとしたフランスの美術館も紹介されているのでフランス好きな方にはオススメです!

まとめ

今回はオンライン美術館についておすすめのYouTubeチャンネルを紹介しました。オンライン上でただ作品の画像を見るだけだと、あまり面白くないので普段はあまり見ることが出来ない、展示の裏側の部分や、学芸員の作品解説を聞きながら作品を鑑賞してみると、「なるほど、そうなんだ!」という新たな発見があって面白いと思います。YouTubeは日々沢山の動画がアップされているので、毎日探しても違う美術解説動画を見つけることが出来ると思いますので、気になる方は探してみてくださいね。

早く美術館が再開してくれることを切に願っています!

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