瀬戸内海に囲まれた素敵な美術館 ベネッセハウスミュージアム #05

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ベネッセハウスミュージアム

ベネッセハウスミュージアムは美術館とホテルが一体となった、美術館好きにはたまらない夢のような施設。

こちらの美術館は瀬戸内海が一望できる高台に位置しているため自然とアートの両方を思う存分に堪能できるのが最大の特徴です。

チケットは当日購入

チケットは当日窓口での購入になります。事前予約などは必要ありませんので、当日気が向いたらふらっと立ち寄れるのが良いですね。しかもこちらはベネッセハウス宿泊者は、どの時間でも無料で鑑賞することが出来ます。

展示の見どころは?

圧倒的な作品数!

作品のボリュームがすごい。。
前回まで紹介した美術館は作品数を絞って空間の余白を重視した展示だったのですが、それとは対照的にかなりの作品数が展示されています。なので、お越しの際は体力がある早めのうちに鑑賞することを強くオススメします。

ここからは抜粋して作品を紹介していきます。

迫力のある作品の数々

リチャード・ロング 瀬戸内海の流木の円

早速中に入ると床に大きな円形の作品が展示されています。

こちらは流木を使った作品なのですが、細かいパーツで大きな円を作っています。
こういう自然のものを使った作品は材料集めや組み合わせ方などが大変なのでこんなに綺麗な正円になっているのがすごいです。。

ヤニス・クネリス"無題"

こちらの作品は集合体が苦手な方には少しゾワゾワするのではないでしょうか。
こちらの作品は直島に二週間ほど滞在して作られたもので、ヤニス・クネリスはこういった素材の組み合わせでとてつもなく力強い作品を生み出す作家です。

彼の代表作品として生きた馬を12匹並べた作品を授業で見た時には衝撃的すぎて言葉が出ませんでした。

 近くでみると中に流木や金属などいろいろなものが巻き込んであって面白かったです。

屋外展示が魅力的

杉本博司 タイム・エクスポーズド

屋外作品といえば前々回の記事で紹介した巨大ゴミ箱のような大きな立体作品や彫刻が一般的なのですが(雨風、日光に強い素材のものでないと展示出来ないため)なんとこちらの写真の作品は屋外の壁に飾られています。

実はこらちらの作品は「海景」シリーズと言われていて「原始人が見た海を現代人も同じように見ることは可能か」という視点に基づいて制作されていて、(コンセプトがすごい。。)あえて外に飾り劣化させることで、昔から変わらない普遍的なものに時間の流れを感じさせるという試みをしているのだそうです。

外に平面作品が展示してあるというだけでも、それだけでとても不思議な空間にいるような感覚になりました。

近くでみると厚みのあるアクリルみたいなもので作品が覆われているので作品自体はそこまで劣化しているのかはあまり分からなかったです。

ここでしか見れないベネッセハウスの歴史もオススメ

こちらの絵、どこか見覚えがありませんか?

実はこれらはベネッセのロゴなんです!
こちらの部屋ではライブラリースペースになっていて、ベネッセハウスミュージアムと地中美術館のドローイングやベネッセの歴史が展示されていて、ここでしか見ることが出来ない貴重な資料となっています。


こちらのロゴのデザイン実は全部で19枚あるのですが、実際に使われているは、この中のわずか3枚のみ。。
デザイナーだから分かりますが、ロゴなどの会社の顔となるいわゆるブランディングデザインはとても難しく、最初の検討段階ではたくさんのデザイン案を出すのですが、使われるのはそこから一つや二つなんですよね。

これが本当に大変な作業なんです。。

まとめ

こちらの美術館は、2FからB1Fまでと、全フロア見応え抜群の展示となっています。
大きい作品が多く都内の美術館だと、なかなか見れないような迫力ある展示が新鮮で楽しかったです。この他にもレストランやミュージアムショップも充実していますので鑑賞に疲れたら休憩するのにオススメです。

この美術館は少し高台に位置していて周りの瀬戸内海を見渡せて景色もとても綺麗なので直島にお越しの際は立ち寄ってみてくださいね!

ベネッセハウス ミュージアム
住所 香川県香川郡直島町 琴弾地
開館時間 8:00〜21:00(最終入館 20:00)
休館日 年中無休 開館カレンダー
料金 1,300円 ※15歳以下、ベネッセハウス宿泊者 無料
美術館詳細はコチラ

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