今回は「鈴木敏夫とジブリ展」を見に久しぶりに横須賀美術館にやってきました。いちデザイナーとして鈴木敏夫の仕事はとても興味があったので楽しみです。そして横須賀はいつもお天気が最高!
チケットはローソンチケットでの予約のみ
チケットはローソンチケットでの独占販売となていますので必ず事前に予約してからご来場ください。当日は窓口で購入することはできないので注意してくださいね。
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展示の見どころ
プロデューサー鈴木敏夫にフォーカスを当てている
今回の展示は宮崎駿ではなく、その右腕の鈴木プロデユーサーの考え方や仕事の様子などが展示されています。作品を作るのは主に宮崎駿ですがテレビのcmや広告、映画のキャッチコピーなどは全てこの鈴木敏夫が手掛けています。
今回の「君たちはどう生きるか」は、広告を一切打たないという手法をとり大成功に終わりました。(この手法はジブリというブランドと知名度があってこそ成し得る技ですので安易に真似しないように)こういった作品の売り込み方を考えるのも鈴木プロデューサーの仕事です。なので今のジブリがあるのは宮崎駿の作品力はもちろん、この鈴木敏夫の力もとても大きいのです。
展示風景
中は一部写真撮影OKだったので一部抜粋して紹介していきます。
早速中に入ると、何やら暖簾が。
この暖簾をくぐるといよいよジブリの世界に。。
中は「千と千尋」を思わせる赤い提灯と風鈴が並んでいます。
風鈴の下にはカオナシをはじめ「千と千尋」に出てくる神様が来場者を迎えてくれます。
トトロと記念撮影
展示の途中ではトトロと記念写真を撮ることもできます。
こちらは、とても人気で長蛇の列ができていました。
本を読んでいるカオナシが!
こちらは実寸なんですかね。カオナシが読書をしています。こちらのコーナーでは鈴木氏が影響を受けた本や映画のDVDなどがずらりと陳列してあり「これとか分かるわ〜」と意外にも自分と好みが似ているなという発見がありました。
湯婆婆と銭婆のおみくじが引ける!
こちらのコーナーも大人気で湯婆婆と銭婆が運勢を占ってくれます。湯婆婆が恋愛運で銭婆が仕事運でどちらか一方を選んでおみくじを引きます。
おみくじは湯屋の銭湯でお馴染みのあの薬湯に使うお札が口の中に何本も下がっていてそれを一つ引っ張ってその札に書いてる数字の引き出しからおみくじを取る仕組みになっています。
友人と行ったので被らないように湯婆婆と銭婆を一枚ずつ。ちなみに私は仕事運の方を引いたのですがまさかの大凶で、「えっっ、こういうのって大凶入ってないと思ってたのに。。」と普通にびっくりしました。容赦ないな。。
オリジナルグッズも可愛い!
そして展示の最後にはここでしか買えないオリジナルグッズをはじめとしたジブリグッズが販売されていました。ご覧の通りたくさんの人で撮影を断念しましたのでグッズが気になる方はこちらのページからどうぞ。また親切に来場者限定で購入できるオンラインでの販売も用意されていますので当日売り切れだったり本などの重たいものを購入予定の方はオンラインを利用する方が良いと思います。
オリジナルステッカーがもらえるスタンプラリーに挑戦!
ステッカーが絶対欲しいというわけではなかったのですが、こういうイベントを大人になってからスルーしていた私が、童心に帰り全力で楽しんでみようと思いこのスタンプラリーに挑戦することに。
こういうのも企画の人がどうしたら楽しんでもらえるかなと、一生懸命に考えてるわけですよ。ええ、楽しみますよ。引くほどにね。。
全8箇所にあるスタンンプ台を回ると、オリジナルステッカーがもらえます。
スタンプ4個でもステッカーが一枚もらえるのでまったり楽しみたい人は半分でも良いと思います。私は友人と回ったのですが、8箇所回るのは正直楽ではないので事前に回る順番を考えてから行くことをオススメします。
また、交換場所でもらえるステッカーの種類が違うので欲しいステッカーがある人は交換場所のステッカーの種類を確認しておいた方がいいです。
「オオトリさまオブジェ」と「カオナシなりきりAR」
なんとこちらはスタンプラリーの場所にもなっている三笠ターミナル。ここでは千と千尋に出てくる「オオトリさまオブジェ」と「カオナシなりきりAR」が設置されています。横にあるタブレットをかざすとタブレットの中に変化が!
これは是非お越しの際に確かめてみて下さいね!
なんとエレベーターも「千と千尋」仕様。あの神様が乗っていたエレベーターが設置してあります。気分はもう千尋です。
まとめ
今回は「鈴木敏夫とジブリ展」の紹介をしました。普段はあまり注目されないジブリの黒子に徹している鈴木氏の力がとても大きいというのがよく分かる展示で、宮崎駿もこの人だから安心して作品作りに専念できたんだろうなと思うほど、とても素晴らしいプロデューサーだと思いました。
また、売れる前の苦労話やいかにして今の有名なジブリに成長していったかを垣間見ることができ、作品作りの勉強になる面白い展示でした。
ただ一つ言うと年表やら何やらと、やらた文字での説明が多く「壁に書いてある文字を読む」というのが正直この展示の大半を占めてました。しかも前に人がいるので私のように背の低い人は、並んで読むにしてもかなりキツかったです。なのでもう少し作品のイラストが多かったり語りを動画にするなど展示の仕方に緩急をつけて欲しいと思いました。展示の最後の方になると文字を読みすぎて首が痛くなります。特に小さいお子さんを連れていこうと思っている方は、作品のイラストも多少あるのですが文字がほとんどなのでジブリパークに行った方が楽しめるかもしれないです。
所在地・連絡先・ウェブサイト
横須賀美術館
住所 〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4丁目1
開館時間 | 10:00〜18:00(最終入館 30分前) |
休館日 | 月曜日、年末年始(ただし祝日の場合は開館) |
料金 | 常設展 一般 380円 / 企画展 2000円 |