DIC川村記念美術館が閉館へ…最後に見ておきたい名作とは?

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DIC川村記念美術館

行こう行こうと思ってはいたのですが場所的に距離があることもあり「また今度でいっか。」と思っていたら今回の閉館・縮小移転のニュースを見て、これはヤバイぞとなり先日(平日)行ってきたのですが、まぁ端的に言うと激混みです。知人の話に聞いていた「人、全然いないから鑑賞に集中できて最高よ、あそこ」とは全く別の美術館となっていました。これから行かれる方は混雑は避けられないと思って行った方がいいです。

行き方

行き方は最寄り駅から一時間に一本の無料のシャトルバスが出ていますのでこちらで向かいます。東京駅から高速バスもありますがそちらは一日に一本だけで当日、先着順なので少しでも遅れたら乗れなくなるリスクがあるのでシャトルバスで行った方が安全かと思います。


40分前に京成佐倉駅に着いて「さすがに早く来すぎたなぁ。バス停の場所の確認がてらコンビニでも行こうかな」と思いながら歩いていると、なんとバス停にすでに人が並んでいるではありませんか。。「えっっ、マジで。。」私もダッシュでバス停に並びました。この日は風が強く、とても寒かったので皆さんフードを上まで被っています。この時点ですでに4人並んでいて私の後ろもかなり並んでいます。悠長におにぎりとか買いに行かなくて良かったです、本当。。

こちらのシャトルバスは京成佐倉駅→JR佐倉駅→美術館と経由して運行しています。実際に私が乗ったバスは50人乗りの大型観光用のバスだったのですが残りの席数が4席しかありませんでした。

ただバスもかなり増便されているらしく、私が乗ったバスはJR佐倉駅を経由せずそのまま美術館に向かっていたので、もしかしたらJR佐倉駅に直接別のバスを増やして運行しているのかなと思いました。ただ具体的に何本増便しているかは公式サイトに明記しているわけではないので不安な方は京成佐倉駅で待った方が確実に乗車できると思います。詳しい行き方はこちらからどうぞ。

行く前に知っておきたい注意事項

チケットは事前にネット購入

当日窓口でも購入することができますので私もそのつもりだったのですが、先ほどのバス停の混雑を見てバスの中で即購入しました。なので並ぶのが嫌な人はネットで事前に購入することを強くオススメします。実際窓口もかなり並んでいました。

作品解説の音声ガイドアプリを入れる

こちらの美術館は音声ガイドがアプリになっています。抽象画や現代アートが多いので解説があった方が初めての方も鑑賞しやすいと思います。なので必ず事前にインストールしておきましょう。当日美術館でもできますがwi-fi環境がそこまでいいとは言えないのでインストールまでに少し時間がかかります。インストールはこちらから。アイコンがレンブラントなのがまたいい。。

激混みすぎて作品に集中できない

これは完全にこのタイミングで行っている私が悪いのですが、人が多すぎて作品を見るのが大変です。
順番に見て行ったら一日かかるかもしれません。なので空いている作品から順不同で鑑賞することをオススメします。

駐車場は満車

場所が駅から離れていると言うこともあり駐車場もそれなりにスペースがあるのですが、そちらも満車でした。

コインロッカーが全て埋まっている

私がいつも必ず使っているコインロッカーが、まさか一つも使えないなんて。
こんなこと今まで一度も経験したことがないので衝撃でした。。
なのでこれら行かれる方は、なるべく身軽な格好で行った方が良いかもしれないです。

茶室・レストランは満席・ミュージアムショップは並びます

11時頃、美術館に着いたのですが茶室・レストランは当日分は全部満席。またミュージアムショップも長蛇の列でした。何か記念にキーホルダーでも買いたいなと思っていたのですがキーホルダ一個のために20分も並べない私がいたのでやめておきました。

美術館の見どころは

実は閉館するから駆け込みでこちらの美術館に来たわけではなく前々から見たかった作品があったのです。それがこちらの、、

サイ・トゥオンブリー

私の一番好きな作家サイ・トゥオンブリーの作品をこの目で見れただけでもこの美術館に来た甲斐がありました。それぐらいサイ・トゥオンブリーは大好きで海外からこちらの画集も買ってしまったほど。。

実際に作品を見ると、画集からは確認できなかった地の塗料が乾き切る前にクレヨンで描かれている凹凸があり、この作品ってただ上からクレヨンで描いてるわけじゃないのかと、初めて知ることができました。だからこの緊張感が出るのか。。とただただ感動するばかりでした。

ロスコ・ルーム

公式:引用

ここは必ず行ってください!一部屋全てロスコの作品が並んでいるのですが部屋の空気感が雰囲気がすごいです。。直島にある地中美術館のモネの部屋を思い出しました。

美術館は今まで以上にSNSを活用した方が良い

今回の閉館・縮小移転の件で美術館側は今まで以上に美術館を知ってもらおう努力をしなければいけない。のではないかと、とても強く感じました。一部美術館では作品の著作権などの問題から私的利用での一部作品の写真撮影やSNSでの公開などを認めていますが、動画に関しましては一切禁止されています。ちなみにDIC川村記念美術館は館内の写真撮影は全て禁止されています。

今やテレビよりも大きな影響力を持っているYoutubeをはじめとしたSNSに美術館の外観以外の情報が出ないのであれば、この美術館にはどういった作品があるのかを知り得ることができません。公式サイトには明記されていますが、公式までの導入時点で情報が出なければ、入館者数を増やすのはかなり難しいのではないかと思いました。ましてや私のようにサイ・トゥオンブリー好きだからといってここの美術館をネットで見つけて実際に足を運ぶ人は、かなりの少数派ではないかと思います。
そういった意味でもある程度の写真撮影や動画、SNSへの投稿などを美術館は大いに活用していかなければ今後も、こういった問題が起こってしまうと思いました。

まとめ

閉館前に来れて本当に良かったです!
混雑は避けられませんが、時間を少しずらしたり空いてる作品から鑑賞したりすれば大丈夫だと思います。少し寒いですが外も庭園が広がっているので散策するのも楽しいと思います。

所在地・連絡先・ウェブサイト

DIC川村記念美術館
住所  〒285-8505 千葉県佐倉市坂戸631

開館時間9:30〜17:30(最終入館 16:30分まで)
休館日月曜日、年末年始、展示替え期間
料金一般:1,800円、学生・65歳以上:1,600円、高校生以下:無料

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