【銅版画 仕上げ】作品が完成したらサインとエディション(Edition)をつけよう!

おまつ
ついに完成だね!早く飾りたいなぁー
ワンコ先生
実はまだ完成じゃないんだよ、最後にサインとエディションを入れていくよ!
おまつ
サインか、なんかかっこいいね!でもエディションって何なの?
ワンコ先生
エディションとは、限定部数のことだよ。
おまつ
それって、刷る枚数が決まってるってこと?何で?
目次

なぜエディションがいるのか

銅版画は油絵や、日本画といった他の絵画とは異なり基本的に何枚も刷れます。個人的にはそこが銅版画のいいところかなと思います。しかも、他の絵画だといわゆるレプリカ(複製原画)となりますが、銅版画の場合複製した全ての作品が原画(本物)として扱われます。

また、銅版画だからたくさん刷れるといっても版面の耐久性の問題もあり(何回も刷ると摩耗してしまう)、また美術品としての価値を守るためにも限定数を決めます。

おまつ
何回刷るのか決めないといけないのが難しいね。
ワンコ先生
そうだね、売れてる作家さんになると何百枚も刷る人もいるんだよ。
おまつ
ヒェー

サインとエディションについて


サインはその作品のオリジナル性を保証するために、作者が完成後に署名するもので、下の余白部分の右下に鉛筆などで記入します。ボールペンやペンで記入すると筆跡をコピーされやすいので鉛筆で記入します。

エディションはその作品の限定部数のことをいい、その限定部数を保証するために作者が完成した作品の余白部分左下に分子/分母の形で刷る枚数を記入します。

ワンコ先生
限定部数は数字以外にも作者保有用のA.Pや試し刷り用のT.Pという表記もあるから今度作品を見るときに注意して見てみるといいね。
おまつ
そうなんだ、今度見て見よーっと。

まとめ

おまつ
サインとエディションってとっても大切なんだね!
ワンコ先生
そうだね、作品の価値を保つためにも作品が完成したらサインとエディションは入れると良いよ。
おまつ
はーい。

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