版画と写真の歴史に触れる 版画専門の美術館 町田市立国際版画美術館

版画を中心に展示しているこちらの美術館に行ってきたので紹介します。
版画といっても銅版画はもちろん、木版画やリトグラフや様々な種類の版画作品が展示してあります。

目次

町田市立国際版画美術館

こちらの美術館は町田市にある日本でも数少ない版画専門の美術館です。
なんとこちらの美術館の中には、版画工房があり一般の方でも予約をすれば自由に版画を制作することができます。こちらの記事でも紹介していますので気になる方はどうぞ。

チケットは当日購入

チケットは当日窓口での購入になります。事前予約などは必要ありませんので、当日気が向いたらふらっと立ち寄れるのが良いですね。

無料のシャトルバスも運行

土日、祝日限定ですが、町田駅から美術館までの無料のシャトルバスも運行していますのでこちらを利用するのもオススメです。時刻表などはこちらからどうぞ。

展示のみどころは?

版画と写真の対決が面白い

長きにわたる版画と写真の対決が見れます笑。
もともとは現代の印刷の手段として出てきた版画が写真の出現によりその地位を脅かされそうになります。反対に写真が発展すればするほど写真が今度はアートのジャンルに参入しようとしてきます。

すると版画界隈で写真はアートになり得ないという争いが始まり、、版画と写真の切っても切れない因縁対決が歴史と共に展示されていてとても面白かったです。

昔は版画と写真はかなり険悪な感じだったみたいですが現代ではお互いに共存しあえてるので良かったです。。

展示風景

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット

おっ、これはソフトグランドかなと思っていたらなんとネガポジ法で作った写真。
こうやってみると写真がアートとして挑戦しようと試行錯誤していたんだなというのがよくわかる作品でした。写真だと言われなければ銅版画だと思ってしまうほどでした。。

手足を伸ばした裸婦

こちらの作品、一見クレヨンかパステルかなと思っていたのですが、実はこちらも銅版画なんです!
18世紀にクレヨンのデッサンが流行し、それを複製するために開発されたクレヨン法エッチングという特殊な技法なんだそうです。こんなことができるなんて昔の人の努力と技術力に脱帽でした。

タンブラン踊り

私が特に驚いたのがこちらの作品。何が驚いたのかというと私もよく使う技法アクアトントを初めとした様々な技法を駆使して、なんと水彩画を再現している作品なんです!

近くで見ると本当にただの水彩画ですよ。しかも何がすごいって、これがどのような版なのか分からないので憶測すが、一版でない限り、版画は重ねるので絵が少しズレます。それが全くずれていないし、色がとても綺麗。。

くまなく見ても私の理解が追いつかない作品でした。

ただ悲しいことにこの手法があまりに時間と費用がかかってしまうので19世紀を迎える前に姿を消してしまったらしいです。現代でもこの作品が残っているのは銅版画が複製できるという他のアートにはない強みを持っていたからこそだなと改めて版画の凄さを感じました。

まとめ

版画と写真の関係が歴史と共に紐解かれていくので見ていてとても面白かったです。
昔の版画の方が写真に近い精密な作品が多い印象でした。版画も写真もお互いに切磋琢磨し、進化できたからこそ、こうして現代にまで残っているんだなと、なんだか不思議な気持ちがしました。

版画と写真好きな方には本当におすすめの展示ですので是非気になる方は足を運んでみてくださいね!

町田市立国際版画美術館
住所 東京都町田市原町田4-28-1
開館時間 10:00〜17:00 (入場は4:30まで)
休館日 月曜日/ 年末12月28日~1月4日
料金 一般900(700)円、大・高生450(350)円中学生以下無料
美術館詳細はコチラ

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