下絵を版に写していく

ついに銅版画デビュー最初の絵を考えて描いてきたよ!



どれどれ見せてごらん。



はいこれ





うまっ・・・
びっくりした。



どうかな?



うん、すごく良いと思うよ!
ってことは出来上がりはこの絵が反転した形になるけどそれでいいんだよね?



うん?えーー!なんだってー!
銅版画は絵が反転します



そうか。
ハンコと同じ原理だもんね。すっかり忘れてたよ、えー今から描き直すの大変だよ。
何か方法ないの?



あるよ



ホッ・・・


トレーシングペーパーに下絵を写す


用意するもの
用意するもの
・下絵
・トレーシングペーパー
・マスキングテープ(なければセロテープ)
・鉛筆


下絵、トレーシングペーパーの順に重ねてマスキングテープで固定します。セロテープよりも粘着力が弱いマスキングテープの方が剥がす時に紙を痛めないのでオススメです。重ねたら鉛筆でなぞっていきます。描ければ鉛筆でなくてもボールペンでもなんでもOK。


これで両面透けるので反転して版に写すことができます。



トレーシングペーパーに写すことが出来たら、次はこの絵を版に写していくよ
カーボン紙を使って版に写す


用意するもの
用意するもの
・下絵を写したトレーシングペーパー
・カーボン紙
・マスキングテープ(なければセロテープ)
・ボールペンやH形の硬めの鉛筆


下絵を写したトレーシングペーパー、カーボン紙、版の順に重ねてマスキングテープで固定します。
この時、注意しなければいけないのは下絵を写したトレーシングペーパーを逆にして設置することです。


重ねたらH系の硬めの鉛筆でなぞっていきます。硬めの鉛筆やボールペンの方がしっかりと写すことができます。


完成!
これで反転して下絵を描くことが出来ました



描いた絵がちゃんと反転できてよかったー
まとめ
慣れるまで完成図が反転することを忘れがちになってしまうので、今回の転写方法で版に下絵を写していくと簡単にできるのでオススメです!