![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/wanko03-150x150.png)
今回は銅版画で使う紙について話していくよ。
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/omatsu3-150x150.png)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/omatsu3-150x150.png)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/omatsu3-150x150.png)
紙を濡らすってどういうことなの??
目次
なぜ紙を濡らすのか
銅版画や木版画などもそうですが、刷る前に版画紙を湿らせておきます。
なぜかというと、紙を湿らすことで紙の繊維が伸びて版の凹凸にしっかりと食い込みます。それによりインクもよく吸ってくれるので、とても綺麗に紙に刷ることができます。
逆に、紙を湿らさないでそのまま刷ると、紙の繊維が伸びていないので出来上がりもところどころかすれて綺麗に刷ることができません。
紙の湿らし方
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_1082s.jpg)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_1082s.jpg)
バットに水を張り紙を入れる
紙を版のサイズより少し大きめに紙を切り、バットなどに水を張り、その中に紙を入れます。
湿らす時間は5分〜10分程です。あまり湿らせ過ぎると、水分をとるのに時間がかかるのでこれくらいの時間で大丈夫です。
新聞紙などで余分な水分をとる
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2943s.jpg)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2943s.jpg)
紙にしっかりと水分がいきわたったら次に新聞紙の間に先程の湿らせた紙を挟んで余分な水分をとります。これはインクを版に詰めている間に新聞紙に挟んでおけば、刷る頃にはいい感じにしっとりとした紙になっていますので厳密に何分と測る必要はないです。
まとめ
今回は簡単に手間もかからないで出来る紙の湿らしかたについて紹介しました。
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/wanko03-150x150.png)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/wanko03-150x150.png)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/wanko03-150x150.png)
今回は刷る直前に湿らせてるけど、作家さんによっては前日から紙を湿らせてビニール袋に入れて作る人もいるんだよ。
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/omatsu3-150x150.png)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/omatsu3-150x150.png)
![](https://egasuki.com/wp-content/uploads/2021/05/omatsu3-150x150.png)
人によって紙の湿らせ方も色々あるんだね。