犬派の私が猫をお迎えした話し

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犬が飼いたい

いきなりタイトルと矛盾しているのですが、まさしくその通り。自分でもどういうわけかこういう結果になったことにとても驚いています。これが運命というやつか。。

私は元々「犬か猫どちらが好きか?」と聞かれれば両方とも好きなのですが、どちらかというと「犬が好き!」と答えてきました。
なぜかというと、幼少期に見ていた「名犬ラッシー」の再放送や洋画に出てくる新聞を取ってきてくれる犬や、一緒に広い公園でフリスビーで遊んだりできる生活に憧れていたからです。
いよいよ犬を飼いたいな。豆柴とか可愛いなと思っていたのですが、やはり飼う前に経験者に話を聞きたいなと思い、ちょうど友人に柴犬と猫を飼っている子がいたので話を聞くことに。

私が話を終えるとその子は、
「猫にした方がいいよ。犬は散歩大変だよ。あと、柴犬はフリスビーとか新聞とか取ってこないから。」と言われました。

「えっっ、、そうなん?」

どうやら新聞やフリスビーを取ってくる犬は犬の中でもかなり少なく、とても訓練されている犬なんだそうです。
「そうか、あれは役者さんなのか。。」

そして私は言われました。

犬を飼う覚悟はあるのか?

「犬を飼いたいなら、例え自分の体調が悪くても雨の日も、嵐の日も10年近く365日1時間以上の散歩を一日二回する覚悟はあるのか?」と問われました。

もしその覚悟がなければ犬を飼うのは諦めないと後悔すると言われました。

その子も飼ったら犬でも猫でも可愛いけど正直、犬は散歩の時間を作るのが大変な時があると話していました。特に柴犬は散歩でしか排泄をしない子がほとんどなので散歩に行けない日があろうものなら、大変なことになってしまうのです。

私はこの話を聞いて、躊躇してしまいました。
今の私のライフスタイルでは犬を飼うのは、かなりの覚悟がいるなと感じたからです。もちろん生き物をお迎えするわけですからそれなりの覚悟はしていたつもりですが、どうやらその覚悟は足りなかったようです。

この話しを肝に銘じて、ペットショップに行くことにしました。ただ犬に関しては本当にお迎えするのであれば今のライフスタイルを見直さなければと思っていました。
犬か猫か?はたまたフェレットが良いのか?と色々悩んでいましたがその迷いはこの子に出逢って一瞬で消えてしまうことに。

運命的な出会い

最初に目に入ったこの子に釘付け。
猫だったらエキゾチックとかブリティッシュが良いなぁと思っていたのですが、この子ですよ。

何でもサイべリアンという大型の長毛種の猫なんだそうです。抱っこするとふわふわで暖かくて最高です。。猫にしては珍しく抱っこも嫌がらず人見知りもせず、「おすわり」や「お手も」覚えるんだそうです。ちなみに、お迎えしたこの猫ちゃんも抱っこ大好きで寝る前に仰向けでブラッシングをしていると膝の上で爆睡しています。

事前の候補にすら上がっていなかったのに、なぜこの子をお迎えすることになったのか。自分でもよくわからないのですが、ただ出会った瞬間に「この子だな」と感じたのです。店員さんにも言われたのですが、「フィーリングですよ。みなさん飼う前にある程度、どの子にするか決められてから来られるのですが、意外にも全然違う種類の子をお迎えされてる方が多いんですよ。」
本当にこの言葉に尽きるなと思いました。

その日はチラッと見るだけで帰ろうと思っていたのですが、まさかその日にお迎えすることになるなんて。。

お迎えしてみて



お迎えして二週間ほど経ちましたが、今は家の中の探索に夢中です。色々なものに興味津々で、怪我をしないように遠くから見守っています。

猫じゃらしが大好きなので、毎日一緒に遊んでいます。

種類や個体にもよると思いますが猫は私が思っていたよりも手がかかりません。一人で遊んで疲れたらケージに帰っていってハンモックで寝ているのを見ると私より賢いなと思い、一緒に遊ぶときは楽しそうにはしゃいでいて、可愛らしいなと感じています。

まとめ

結局は犬だろうと猫だろうと、こうやってご縁があって出会えた子がみんな一番なのだと思いました。勿論可愛いだけでは越えられない大変さも実際にあるということをしっかりと分かった上で生き物をお迎えしなければいけません。

結果的に猫は私のライフスタイルや自分の性格に合っているなと(まだ二週間程しか経っていませんが)感じています。私のように初めは犬が飼いたかったけど「散歩が大変そうだな」と思ったのなら迷わず飼わない方が良いでしょう。その覚悟がないのなら犬を飼う資格がないですし、飼ってから絶対に後悔することになるからです。

ペットを飼いたいけど迷っている方は是非飼う前に「可愛い部分」だけではなく実際に飼った時に大変な部分や、本当に今の自分のライフスタイルでお迎えできるのか。というのをしっかりと吟味し検討した上でお迎えしてください。でなければ今、問題になっているペットの飼育放棄という最悪の結末を迎えることになりかねないからです。

著:獣医にゃんとす, イラスト:オキ エイコ
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