こちらの本は誰も描かなかった絵を描かずにはいられなかった画家に焦点を当てて何人かの少々変人(変人はアートの世界では褒め言葉です!)な画家たちを紹介したものになります。
この本なにがオススメかって美術の知識やその作家のことを全く知らない人でもイラスト付きで現代風に紹介されているので面白おかしくそして分かりやすく読めちゃいます。ちなみに私も、作品だけはなんとなく見たことあるなーくらいの感じで読みましたが、最後まで楽しめて読めました。
ブレイク・ゴヤ・ルソー・ルドンなど
▲初めの作家のプロフィール紹介からイラストでゆる~く紹介されています笑。
やたら旅行せずの描写が気になる…
そのあともこんな感じで生い立ちストーリーがあります。
▲イラストはゆるいですけど書いてあることが壮絶すぎてビックリ。
師匠が絞首刑って…
ちなみに結構、犯罪者が多いです。あまりに絵が上手だったからパトロンにかくまってもらってたみたい。
現代だったらみんな絵とか描いてる場合じゃないよ・・・
作品解説もゆる〜い
▲絵の描写説明が吹き出しや現代風に書いてあってクスッとしてしまい、名画であることを思わず忘れてしまいます。
▲エイエイってパンチしちゃってるよー
奇想の画家たちを支えた女性たち
▲結構、浮気してそうなんだけど…と生い立ち読みながら思っていたらゴヤ以外はみんな愛妻家みたいでちょっと安心しました。結構肖像画で女性の作品があると奥さんや彼女を描いたものが多いのでそこから女性関係が読み取れるみたいですね。
まとめ
そんなに有名じゃないけど、どこか惹かれる作品の数々。
この本に載っている作家達は超有名という訳ではありませんが作品それ自体が不思議な魅力を放っていて美術史に刻まれています。ちょっと変わっていて面白い作品が数多く紹介されているので、ダヴィンチとかのメジャーな作品じゃないの見たい!という方におススメです。最後に自分はどの作家タイプかの心理テストがあるのですが私は「ルドン」タイプでした。とてもハイセンスらしいです笑。