今日はプレートマークについて

今日はプレートマークについて話していくよ。



わーい、やったー!
でもプレートマークってなになに?



プレートマークはね、版で刷った時にできるこの周りのくぼみのことを言うんだ。これは周りを少しヤスリで削って傾斜をつけて作るんだよ。





ふーん、でもなんでこのくぼみがいるの?縁はそのままでもいいんじゃないの?



ふっふふ、よくぞ聞いてくれた、、



えっっ、、うん、まぁなんかそんな空気を感じたから。。
刷りの時に紙やフェルトを痛めないためなんだよ。



急に答えきたー!急でびっくりした!



急にいくからね、プレートマークは印刷の時にプレス機のローラーに版がスムーズに入るのと、強い圧力で版画用紙やフェルトが切れることを防ぐためなんだよ。だからすごい大事なんだ。あとはなんか仕上がりもオシャレになるからね。



僕でもうまくできるかな?



うーん・・
まぁ、とりあえずやり方を見ていこうか!
準備するもの


▲銅版と金ヤスリを用意します。
▲プレートマークの幅は版材の厚さによって変化しますが、だいたい1.0〜2.0ミリ幅ぐらいです。
本来なら定規を使って版材の4辺それぞれに相当の幅を採寸し、ニードルでラインを軽く書いていきます。
ただ私は目分量でなんとなくの幅で削ってます笑。
削っていきます


▲テーブルに固定してガリガリガリとまずは角を削っていきます。
角は版に対して垂直に削ります。


▲次に4辺を斜めにガリガリガリ。
斜めは傾斜10°くらいかな。。。


完成ー!


▲拡大するとこんな感じ



これで完成なんだね!これなら僕でも出来そうだよ!



いや、まだこれで完成ではないんだよ。まだ仕上げがあるから見ていこうか。
仕上げに


▲左から版、スクレーパー、バニッシャー
これでほぼ8割は完成なのですが最後に削った部分を磨いていきます。
磨くことでピカピカになり刷った時の仕上がりも綺麗になります。


スクレーパーというナイフ見たいなものを使って削った部分をより滑らかにします。
これはガリガリというよりはシャッシャという感じです。
触ってみてザラザラがなくなってきたら同様に、バニッシャーで削った部分に少量のオイルをつけてこすっていきます。


ついに完成!


▲拡大するとこんな感じ
分かりにくのですが磨く前よりもピカピかです!
まとめ



写真が同じすぎて途中分からなくなったよ・・・
刷る前に版の周りの加工がいるなんて、意外に手間がかかるんだね。



でもこの工程をしっかりすることで出来上がりの作品のクオリティが上がるからとっても大切なんだよ。
次回はカッティングシートを貼っていくよー!

