【銅版画の作り方 技法 その3】版画だけど一点もの モノタイプ(monotype)で作ってみよう

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モノタイプは複製ができない一点物

ワンコ先生

今回はモノタイプという技法について紹介していくよ!実はこの技法は複製ができないというちょっと変わった技法なんだよ。

おまつ

版画なのに同じ作品が刷れないってこと?

ワンコ先生

そうなんだよ、モノタイプは版の上に絵の具を塗って、乾く前に紙に写し取ることで絵の具の混ざり具合などの偶然の効果をねらうというものなんだよ。あと、版画なんだけど一点一点違う絵になるという特徴があるんだよ。

おまつ

そうなんだ!どうやって作るのか見てみたいな!

用意するもの

用意するもの
・銅版
・絵の具(今回は油絵の具を使用)
・ペインティングオイル(油絵の具を溶くため)
・パステル
・筆(塗れれば何でもOK)
・紙パレット/絵皿

まっさらな銅板に絵を描いていく

先程の銅版に直接、油絵の具で描いたものがこちら。
描くのが楽しすぎて絵の具がはみ出てしまいました。まぁこれも味になるからいいかなと笑。
仕上げに上からパステルを削ってかけました。

おまつ

え、、版画なのにニードルとかで削らないの?

ワンコ先生

そうなんだよ、この技法は削ったり腐食したりは一切しないで、ただ絵の具でそのまま描いていくだけなんだよ。

おまつ

それって普通に、油絵の具で絵を描いたのとあまり変わんないんじゃないの?

ワンコ先生

それはね、、、

描いた絵とは違う版画ならではの味が出る!

おまつ

ほー!

ワンコ先生

確かにパッと見は、普通に描いた絵と同じに見えるかもしれないんだけど、実際に銅版で刷った作品を見てみると刷る時の圧カによって生じる独特な表現があって何とも素敵な出来上がりなんだよ。

刷るとこんな感じ

先程の銅版画に直接、油絵の具で描いた時は絵の具が盛り上がって全体的に色も濃い感じだったのですが、版画として刷ってみると少し淡く、優しい印象の絵になっていました。

おまつ

確かに、何だか刷る前と、後で絵の印象が違う感じがするね!

ワンコ先生

これがモノタイプの味ってやつだよ。

おまつ

・・・。

まとめ

おまつ

モノタイプは絵の具で描くだけだからお手軽に作れて楽しそうだったね!

ワンコ先生

そうだね、削ったり腐食したりしなくていいからその分、一つの作品にかかる時間も少なくなってたくさんの作品を作ることができるんだよ。複製はできないんだけどね。。

おまつ

油絵の具を使ったことないから、今度はモノタイプで作品を作ってみようかな!

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