【銅版画の作り方 技法 その8】銅版画で色版に挑戦してみよう! 一版多色刷り

【銅版画の作り方 技法 その8】銅版画で色版に挑戦してみよう! 一版多色刷り
おまつ
前回作った、この作品に色をつけたいんだけど何か良い方法はないかな?
egasuki
色版で作ってみようか!
おまつ
えっ!色の版を作るの!?

【銅版画の作り方 技法 その6】面で濃淡を出す!アクアチント(aquatint) で作ってみよう

色版とは?

egasuki
前回の版に色の部分だけ新たに腐食して作るんだよ。
おまつ
そんなことができるの!
egasuki
ふっふっふ、不可能なことなどないのだよ。ちょっとインク詰めが大変なんだけどやってみようか!
おまつ
なんだか面白そう!

色版の作り方について

色の部分をアクアチントで腐食する

前回使った銅版にアクアチントで腐食しない部分をグランドで止めて色の部分のみアクアチントで腐食します。

おまつ
グランドで覆われていない銅の部分が腐食されるんだよね。

【銅版画の作り方 技法 その6】面で濃淡を出す!アクアチント(aquatint) で作ってみよう

腐食時間は少し長めにする

 

前回の腐食時間は1分30秒と短めだったですが、色を使って刷る際は20分〜40分と腐食時間を長めに設定します。

egasuki
色を使う場合はいつも使う黒色よりもどうしても薄いから刷ってみると黒い部分と比較した時に色の部分だけ薄く出てしまうから腐食時間は長めが良いんだよ。

腐食時間で色の差を出す

こちらが40分腐食したものです。

近くでみると分かるのですが、前回のアクアチントの時より深く腐食されています。

おまつ
このぐらい差がないと色の部分はしっかりと出ないんだね。

色の部分にインクを詰める

通常だと全体にインクを詰めていくのですが、今回は一版多色刷りということでインク詰めは二回に分けて行います。まずは色の部分に小さいヘラを作り詰めていきます。

おまつ
インク詰めは色の部分と黒色の部分どっちを先に詰めていけばいいの?
egasuki
基本的には薄い色から詰めていくと綺麗に擦れるよ。

色の部分にインクを詰めたら普段と同様に黒色の部分にもインクを詰めます。

おまつ
混ざらないようにするのが難しそうだね。

一版で二色刷れました!

無事に二色刷ることができました。

近くで見ると分かるのですが緑色の部分に黒色が少し混ざってしまいました。
まぁ、初めてだからこんなものかな笑!

まとめ

今回は一版多色刷りについて紹介しました。細かい部分でインクを分けないといけないのでインク詰めが思っていたより難しかったです。また、今回は薄い緑色と黒色だったので混ざると濁ってしまいましたが、濃い色同士だと混ざってもそんなに目立たないと思うので慣れないうちは濃い色同士や混ざっても大丈夫な色同士で刷ると失敗しにくいと思います。インク詰めが結構神経を使うので細かい作業が苦手な方は(私とかね。。)モノタイプ やシンコレで色を付けた方がいいかもしれないです。気になる方は一度試してみてくださいね!

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