ペーパーレリーフとは
コラージュについて何か新しい技法はないかとネットで調べていたら、「ぺーパーレリーフ」というものを発見しました。
ペーパーレリーフとは、まずレリーフ(relief)が彫刻などで用いられる浮き彫りの手法のことを指します。そのレリーフを紙で表現したものをペーパーレリーフと言います。要は、紙で作った半立体の作品のことをペーパーレリーフというのだそうです。
調べてみると、詳しい作り方などは出てこなく、とりあえず見よう見まねで作ってみようかなーと作ってみることに。
ペーパーレリーフ 考え方
私は初見で、このペーパーレリーフを見た時に「そんなに難しそうではないのでは?あれ、なんか作れそうかも・・」と思いました。なぜかというと、Photoshopのレイヤーと全く同じ考え方だったからです。
フォトショップは、基本的には、レイヤーという層を何枚も重ねて一つの画像を作ります。これと全く同じで、このペーパーレリーフもまず最初にどのように半立体にしていきたいのかを想像し、目や口、顔と、一つ一つのレイヤーとして考えて組み立てていきます。レイヤーについての説明はこちらの記事からどうぞ▼
ペーパーレリーフ 作り方
先程の考え方を踏まえた上で、制作していきます。
使う道具
用意するもの
- カッター
- ハサミ
- ピンセット (切手用)
- ボンド(作業効率化のため速乾がオススメ)
- カッターマット
- 色画用紙・画用紙など
- 色を塗るもの(画材は自由。今回はアクリル絵具を使用)
紙を切り抜いていく
今回は、私の好きなアニメをモチーフに作品を作っていきます。
各パーツ、目、髪の毛、顔のように各パーツごとに切り抜いていきます。
丸みをつける
立体感を強調する為に紙を筆の柄などでクルンと曲げます。紙が破れないように何回かそわせてクルンと紙にクセを付けます。
重ねて貼り合わせていく
次にパーツを重ねてボンドで貼り合わせます。この時に段差を付けたいので貼り付ける際に間に厚みのあるものを挟んで貼り付けます。私は、厚紙を重ねて貼りました。(段差が出ればなんでも大丈夫だと思います。)
無事に、全てのパーツを貼り合わせる事が出来ましたが、とてもデリケートなのでなるべくピンセットなどを使ってとりあげてくださいね。
絵の具で背景を描く
最後に、二人の世界観を壊さないように背景を描いて仕上げていきます。背景を描くと、より一層アニメの中から飛び出してきた感じがします。
額に入れて飾ってみる
作ったペーパーレリーフをそのまま置いておくと、風が吹いたら一瞬でどこかにいってしまいそうなので額に入れることにしました。額に入れるとより奥行きが出て良い感じになりました。
まとめ
近くでみると、立体感が出ていて紙とは思えない面白い表情になっています。今後のコラージュの技法にも役立ちそうなので他にもいくつか作って研究していこうかなと思います。