今回はマーブリングという技法を紹介していくよ。
マーブリングとはどんな技法?
マーブリングってなんか聞いたことあるような。。あっ、図工の時間に水の中に絵具を垂らしてハンカチに模様つけたことがあるんだけどそれもマーブリングって言った気がするよ!
そうそう、実はそれと全く同じ技法を銅版画でやるんだよ!
えー!銅版画でもできるの??
用意する物
用意するもの
- 水を張ったバット
- 洗濯のり(なければでんぷんのりでもOK)
- グランド
- 混ぜる棒(割り箸など
作り方
水の入ったバットに洗濯のりを入れる
水を張ったバットに洗濯のりを入れていきます。
なんで洗濯のりを入れるの?
洗濯のりを入れたほうが水の比重が重くなるからグランドを入れた時に表面に浮いてきやすくなるんだよ。
割り箸などで洗濯のりと水を混ぜてトロっとした感じになればOKです。
グランドを水に垂らす
先程の溶液にグランドを垂らして描画していきます。
こんな感じでグランドで描くことができました。どんな感じになるんだろうか。。
銅板にグランドを移しとる
銅板に水面をくっつけて先程のグランドをとります。
綺麗にできたら表面をしっかり水で流して洗濯のりを落としてね。
水で流したらせっかくの模様も崩れないの?
グランドは油性だから水で流してもそのまま銅板に定着するから大丈夫だよ。
乾かして腐食する
いつものように下から炙ってしっかりと乾かして腐食します。
今回はアクアチントをしないから腐食時間は15分ぐらいだよ。
この後はいつものように腐食をして完成です。
刷るとこんな感じ
思っていたよりも余白多めになってしまいました。グランドの重ね具合で細かい濃度の違いが出るかなと思ったのですが、そもそも薄くても厚くてもグランドで覆ったところは腐食されないので、重ね方は全く意味がないことに気づきました。。慣れた頃にこういう初歩的なミスをしてしまう。。
この結果を踏まえて再度挑戦したいと思います!
僕はこの感じも面白い表情で好きだけどね。
この技法をしっかりマスターして使いこなせるようになるには練習あるのみだね!
後日・・
前回の反省点をもとになんとか意図した形を出すことに成功。
写真左側が前回のもの。比較してみてもその差は歴然です。
難しかった。。
まとめ
今回はマーブリングという技法を紹介しました。やり方はそこまで難しくないのですが、出来上がりの表情をコントロールするのは回数を重ねる必要があるなと実感した技法でした。もう少し練習して他の技法と合わせていけたらと思います。