久しぶりに銅版画用品を見にいこうかなと、神保町へ。
ここは言わずとしれた古本屋の聖地としてたくさんの本好きの方たちに愛されている町です。
どの古本屋も一歩店内に入ればまるでそこだけ時間が止まっているようなそんな不思議な感覚に浸れる素敵な古本屋が集まっています。
版画用品を扱っている文房堂の通りにも古本屋がずらりと並んでいて、いつも寄り道し過ぎてしまいます笑。
アート系の画集も豊富
アート系の本も多く、昔の展示の図録や、画集などたくさんの芸術にも触れられることが出来るので私にとっては最高に癒される町です。
銅版画の道具はどこで買えばいいの?
画材屋 文房堂
こちらは神保町のすずらん通りにある画材屋文房堂。
1887年(明治20年)に創業。なんと日本で初めて油絵具を開発・販売したんだそうです。歴史を感じる。。
建物は7Fまであり(ワンフロアはそこまで広くないです)、版画用品以外にも、普段使うような文房具やデザイン関係のマーカーや絵具、あとはギャラリーカフェやアートスクールと多岐にわたっています。
私が美大受験生の時は、画材屋と言ったら▲こちらの世界堂でした。世界堂は新宿に本店を構える画材屋の中でも最も大きいチェーン店で、関東近辺なら比較的どこでも見かける画材屋です。基本的に世界堂に行けば大体の画材道具は揃います。その品数の多さに、日本の観光スポットの一つとして海外からのお客さんもたくさん訪れるのだそうです。
世界堂に行けば全てが揃うと思っていたのですが、なぜか版画用品の品揃えがあまりよくない。。
あるとすれば、木版画用の彫刻刀がちらほらあるぐらい。
なぜか、、実は、銅版画は美術の中でもかなりマイナーなジャンルに入ります。
美大の友達にも「銅版画って何?」って言われることも全然あるぐらい、本当に知らない人は知らないです笑。
そんなこんなで、版画用品を専門に取り扱っているこちらの文房堂はこれから版画を始めてみたいと思っている人は一度足を運んで欲しいオススメの画材屋です。
銅版画用品の品揃えが豊富
版画用品の品揃えは日本一と謳っているぐらい、その品揃えは豊富です。(行った時にたまたまセール中で全品お安くなっていました。)
このニードルやバニッシャーやビュランの数。。
実は、銅版画を削るための道具はニードル以外にも色々あります。そして私はニードル以外はほとんど使っていないのでこれから追々紹介していけたら紹介します。
ニードル以外にもすり鉢やグランドなどなど色々揃っています。
銅版も色々なサイズがあるので初めはこのようにカットされている銅版を使って制作してみるといいと思います。
プレス機も販売
こちらは卓上で使える少し小さめのプレス機も置いてあります。これがあれば家でも制作出来そうですね。
木版画用品も多数
銅版画以外にも、木版画などの道具の品揃えも豊富です。
彫刻刀の三角刀ひとつにしても大きさや角度など色々な種類があります。
版木は木の種類によって硬さや、彫った時の感触が違うのでこのように色々な木の版木が置いてあります。木版画は大学の授業でとっていましたが、木を彫るのが楽しいです。彫るのが楽しすぎて、版画として彫っているのを忘れてしまいます。
Paper Back Cafe
本とコーヒーが楽しめるブックカフェ
こちらもすずらん通りにあるブックカフェです。
外からは本がズラーっと並んでいるのが見えるので、本好きにはたまらないブックカフェになっています。
スターバックス TSUTAYA店とは異なり購入前の本は持ち込めないのでそこだけ注意ですが、店内で本を購入してもよし、お気に入りの古本を読んでもなおよし、ゆっくりとコーヒーを飲みながら読書にふけるのに最適な空間になっています。
私はコーヒーと一緒にこちらのベーコンと根菜のサンドイッチをいただきました。
レンコンや、ゴボウやニンジンなどの根菜がメインで歯応えがあり美味しかったです。
まとめ
版画は今の印刷の原点とも言える古い印刷方法です。文房堂が本の町、神保町にあるのにも本と印刷が深く関わりがあるからかなと、なんだか歴史を感じました。
私も版画を初めてまだ日が浅く、自分のマイ道具も全く持っていませんが、いつかはマイ道具を文房堂で揃えよう!と思いました。
古本を見に行くだけでも本当に楽しい町なのでぜひ一度訪れてみてくださいね!