人生の希望を描いた名作 ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption (後半ネタバレあり)

こんにちは!昔は洋画しか見なかったのですが、最近では邦画の良さにも気づき始めたおまつです。
夏休みに入り、「トイ・ストーリー4」や「天気の子」を観に行ったのですが、「う〜ん・・・」という感じで 。。。
ここ最近は良い映画になかなか巡り会えていませんでした。あと、暑いから家でAmazonプライムHuluで映画見ようかってなり、以前から気になていたのですが時間が結構かかるから観れていなかったこちらの作品をついに観ましたので感想を書いていきます。
本当に良い映画だったので、ご紹介します。まだ観ていない人は本当に観て欲しいです!心温まります。

目次

ショーシャンクの空に 映画情報

タイトルショーシャンクの空に
原題The Shawshank Redemption
ジャンルヒューマンドラマ
上映時間2時間22分
公開年1995年
製作国アメリカ
オススメ度★★★★★(MAX星5です)

あらすじ

妻とその愛人を射殺した罪に問われ、ショーシャンク刑務所に無期懲役で収監されてしまう銀行員のアンディ・デュフレーン。初めのうちは刑務所内で孤立していたアンディーだったが、彼はひとりの調達屋レッドに出会う。ある日、アンディは監視役のハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを手に入れる。これを機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていくのですが・・・

どんな話しかというと、、
仲間と共に語り合い成長し、理不尽な仕打ちの中でも決して諦めないヒューマンドラマです。

ショーシャンクの空に感想-ネタバレなし

主人公、アンディの前向きな性格に本当に勇気をもらえる映画です。
他の囚人たちは自分たちに残されているのは死しかないと毎日退屈そうに日々を過ごしています。ですが、アンディはどうにか今のこの環境を良くしようと常に最善を尽くして行動をします。その結果、懲罰房に入れられてしまい他の囚人にもう抵抗しない方がいいと言われるのですが、アンディは

「必死に生きるか、必死に死ぬかだ…。」と言います。

言われた囚人もその言葉を聞いて「はっ・・!」とするんですよ。私もしましたよね笑。

あとは、刑務官が嫌な奴ばっかりで、そこでの囚人同士の仲間意識だったり、いかに刑務官にバレないように行動を起こしたりとそういう部分は観ていてハラハラさせられました。

2時間ちょっとあるんですが「中だるみ」みたいなのが全然なくて終始、目が離せない作品でした。

ショーシャンクの空に感想-ネタバレあり

ここからはネタバレありで書いていくので本編を見ようと思っている方は見ない方がいいです!!

ショーシャンク刑務所での生活、仲間との出会い

暴力的な刑務官がいたり、別の囚人達から目をつけられたりとアンディは大変な毎日を送ります。そんな時に出会ったのが調達屋のレッド。彼は刑務官にバレないようにどんな道具でも調達してくれます。アンディは趣味の石集めに使いたいと、15センチ程のロックハンマーが欲しいと頼みます。これを機にレッドとの距離を縮めていくアンディ。そんなある日、刑務作業中に、遺産相続問題で困っていたハドリー主任刑務官にアンディが銀行員として助言し問題を解決に導いたことによるご褒美として、仲間にビールをプレゼントしてもらうことができます。そのビールを飲む仲間を満足げに見つめ微笑むアンディに対して、仲間も少しずつ信頼を置き、ハドリーも他の囚人よりアンディに対して若干優しくなっていきます。

このビールのシーンは観ていてすごい嬉しくなりました。初めのうちは誰とも喋らなかったアンディが初めて仲間としてみんなと打ち解けるシーンです。
他の囚人とかだと報酬にタバコやら金銭的な要求をするのですが、みんなにビールって、、粋だわ。。素敵過ぎでしょ。

ショーシャンク刑務所の所長

さっきの刑務官の遺産相続問題の件もあり、ショーシャンク刑務所の所長ノートンはアンディの経理の知識を知り、節税のアドバイスを受けることになります。囚人を公共事業に従事させるプログラムを始め、表向きは社会奉仕ですが、実際は賄賂などの多額の裏金を手にし、アンディに裏金の処理を任せるのです。

こいつが本当に嫌な奴なんですよね。。この刑務所は俺の王国と言わんばかりの傲慢な奴でした。アンディーはうまいこと所長に取り入ることに成功し、過酷な労働から解放されます。こういう環境でいかに自分の身を守るかの術を持っているアンディーがすごいなと終始関心していました。アンディはこれにより所長にうまいこと近づいて脱獄する為に様々な用意をします。また、この脱獄の計画を淡々とこなしていくのがかっこいいです!

仲間との辛い別れ

一緒に図書係をしていたブルックスが仮釈放されることに。
50年に渡りショーシャンク刑務所にいたため「務所慣れ」しており、仮釈放が決まった際には外の世界に出ることに恐怖を感じ嫌がります。そして、出所後彼を襲ったのは社会に馴染めない厳しい現実でした。仮釈放後は、用意されたアパートに住み、斡旋されたスーパーの仕事をします。ですが、与えられた仕事も上手くいかず孤独を抱えた彼は自らの命を絶つ事を選択します。その遺書がアンディの元に届きます。

このシーンで私が思ったのが、人間にとって一番辛い事は孤独であること。ということでした。釈放される喜びよりも、外の世界で一人で生きていかなければならない不安と恐怖。どちらが幸せなのかと言われたら同じ境遇で慣れ親しんだ仲間と一緒にいることですよね。また、このブルックスからの手紙の内容が本当に見ていて辛かったです。ブルックスは良い人なので(犯罪者だから悪い人なんですけどね。。。)この手紙のシーンで涙が出てきました。

唯一の証人トミー



アンディが入所してから18年が経った頃、泥棒を犯して懲役2年でトミーが入所して来ます。アンディとその仲間とすぐに打ち解けたトミーですが、驚くことにアンディが冤罪であるという証拠になる得る事実を知る人物でした。その事実が真実ならアンディが冤罪で釈放になり、ノートン所長の不正蓄財の隠蔽を任していたアンディが世に出ていくことになります。それを避けたいノートンは、トミーを騙し彼を射殺してしまいます。

最悪ですよ。本当に、こんな奴が所長してることが許せない。また、このトミーが明るくて入ってきてすぐにみんなと打ち解ける超気さくな青年なんですよ。しかもアンディに「高校卒業の資格が欲しい」と言って一生懸命勉強して更生しようと頑張ります。途中、どうせ俺なんか勉強できないんだと躍起になる場面もあるのですが、アンディの協力のもと無事に合格します。このシーンもブルックの次に辛いシーンでした。

必死に生きるか、必死に死ぬかだ

トミーが殺されて自分の冤罪を証明出来なくなってしまったアンディ。そんなアンディが希望を持つことの大事さについてレッドに話します。それが

必死に生きるか、必死に死ぬかだ

レッドはアンディが脱獄を考えているとは全く考えていなかったので自殺するのではと不安になります。ここのシーンでは心の豊かさ、希望を持つことの大切さをアンディは教えてくれます。いかなる過酷な環境にいようとも、その状況を変えるのは自分が持つ希望が唯一の助けになるのだと。心打たれました。アンディのまっすぐ生きようとする姿勢が本当に素敵でした。

感動のラスト

アンディが脱獄し、嬉しくも寂しくもあったレッドは服役40年目にしてようやく仮釈放され、ブルックスと同様に外の世界の生きにくさを感じながら生活をしていました。そしてレッドはアンディのある言葉を思い出し、約束の地に向かいます。

最後の二人の再会は本当に感動しました。

まとめ

とてもいい映画でした。。
見る前は、少し暗い感じの映画かなと思っていたのですが、観た後に心がほっこりするような温かい映画でした。
多少、脱獄のシーンが非現実的ですがリアリティーよりも、どう生きるかという考え方に目を向けてもらえると楽しめる映画かなと思いました。

出演:ティム・ロビンス, 出演:モーガン・フリーマン, 出演:クランシー・ブラウン, Writer:フランク・ダラボン, 監督:フランク・ダラボン

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