【銅版画の作り方 技法 その19】ラッカーを使って銅版画を作ってみよう

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ラッカーを使った技法?

ワンコ先生

今回はラッカーを使った技法だよ。

おまつ

ラッカーってホームセンターとかでよくみるスプレーの塗料だよね?

ワンコ先生

そうそう、前回やったマジックインキの技法と原理はほとんど一緒なんだけどスプレーならではの特徴を生かした技法だよ。

グランドではできないだろう。。

なぜ、ラッカーを使うに至ったのか。
それは、いつものようにドローイングをして次の作品は何がいいかと考えていたら、
「あっっ、これできたら面白そう」という一案が浮かびました。

それは紙をちぎった表情を銅版画にしたいというもの。

この作品を作るにあたって「何の技法が最適か」「この技法よりこっちかな」と色々考えていたら一つの壁にぶつかりました。

それは、、


「液体グランドで綺麗に紙をちぎった表情が出るのだろうか。。」

液体グランドだと紙が湿ってちぎった表情もなくなってしまうのではないか。

ということでいつものように先生に相談をし、

「これを使ってみたら?」

ということで今回液体グランドの代わりに使ったのがこちら。。

ラッカーを使ってみる

要は、腐食しなければいいのでラッカーに含まれる何かの溶剤がなんだかいい働きをして腐食液から銅板を守ってくれるのです。(適当ですみません笑)

紙をちぎって表情を模索する

今回の要となる「紙をちぎった表情」を出すために、色々と紙をちぎって自分のイメージとすり合わせていきます。この紙の表情で全てが決まるのでこの作業にかなり時間を費やしました。

ラッカーを塗布する

紙の表情が決まったら、こんな感じで新聞紙とマスキングテープでしっかりとマスキングをして上からラッカーを塗布していきます。乾いてからラッカーが薄い部分は何回か塗布しておくと安心です。

ワンコ先生

ラッカーは匂いがするから屋外でやるのがオススメだよ!

ラッカーが乾いてから新聞紙を取ると綺麗に隙間の部分だけがラッカーで覆われていました。
グランドだと液体なので新聞紙に染みて、ここまでは綺麗に出なかっただろうなと思いました。

この後、黒を深めにしたかったのでアクアを施してから腐食して刷っていきます。

刷ってみた!

ほとんど想像していた通りのものが出来上がりました!
そしてアクアをしたことで黒の部分に深みが出ました。
アクアが一番苦手なのにアクアの表情が好きすぎて、よく使うのですがここ最近で一番綺麗に刷れました。。

所々松脂が取れていたりムラがありますがそれはご愛嬌ということで。。
近くで見ると新聞紙を破いた細かい表情が綺麗に出ていて大満足です!

まとめ

ラッカーはグランドではできない繊細な表情が出せるので、個人的にはかなりオススメのやり方です!
ただアクアをやる際は松脂をアルコールで拭き取る時にラッカー部分に触れてしまうとラッカーが落ちてしまいますのでそこだけ注意してくださいね!

おまつ

スプレーするだけだから簡単でいいよね!

ワンコ先生

ただ風が強いと上手く塗布できないからそこだけ気をつけてね!

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