銅版を切って作るよ!形も自由自在に作れる小さい銅版画


銅版画する時っていつも四角い銅版で作るよね。なんか、たまには違う形で作ってみたいんだけど出来るのかな?

できるよ、ハサミで切れば良いんだよ!

えっ、ハサミで切れるの?
銅版は万能ハサミで切れる
銅は金属の中でもとても柔らかいので万能ハサミで切ることが出来ます。(普通のハサミだと硬くて切れないです。)普段ですと、厚さ0.8mmの銅版を使っているのですが、万能ハサミで切るには少し分厚いので今回はそれよりも薄い0.5mmの銅版を使い刷りたい形に切断していきます。

あまりに薄いと、ハサミで切った時に銅版が曲がったり、刷った時に綺麗にプレートマークが出ないから0.5mmの厚さのものがオススメだよ。
用意するもの
・万能ハサミ
・マジック(切る形のあたりをつける為)
プレートマーク用に周りを削る
こんな感じで銅版を切断することが出来たら一つ一つにプレートマーク用に銅版を削っていきます。

普段もやっているけど、数が多いから大変そうだね。
こんな感じで周りが綺麗になったら完成!

手が疲れた。。

裏にカッティングシートを貼るのを忘れないようにね。
好きな技法で制作していく
一つは最近ハマっているソープグランドエッチングで制作します。
【銅版画の作り方 技法 その⑧】石鹸を使った技法って何?不思議な表情になるソープグランドエッチング(soap ground etching)
もう一つはドライポイントで描いていきます。
出来上がりはこんなん感じ
完成!普段は四角い画面の中で表現していましたが、自分の好きな形で好きな技法で描くことで、より自由度が増しました。

プレートマークが切った形に出ててカッコイイね!
ソープグランドエッチングの方も良い感じに出来上がりました。
まとめ
今回は、銅版を好きな形に切って作る方法を紹介しました。銅版の厚さを薄くすることでハサミでも簡単に切ることが出来るので気になる人は挑戦してみて下さいね。

普段の作品とは全然雰囲気が違う作品になったね。

形が変わるだけで作品の印象も変わるから面白いよね。
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